Instagram(インスタグラム)を活用して、ビジネスとして運用している企業もたくさんあります。インスタグラムはSNSの中でも登録者が多く、たくさんの人が利用しています。
そのため、企業も運用することで、より収益やブランド力を向上させることが可能です。ただ、インスタグラムで運用するためにはポイントがあり、成功するための秘訣について把握しておくべきです。今回の記事で会社が運用するためのポイントを紹介致します。
企業がインスタグラムで運用する際のポイントとは？
企業はインスタグラムを利用することで、ビジネスとして収益を得ることができます。ただ、安定して利益を得るためには、運用するポイントを押さえておくのが重要です。どのように運用が行えるのか内容を紹介致します。
ペルソナ設定と投稿内容に統一感を持たせる
企業がインスタグラムを運用するときは、どのような人物をターゲットにするのか押さえておく必要があります。商品やサービスを利用する顧客について、年齢や性別などの属性、生活習慣や価値、趣味など詳細にペルソナ設定すれば、どんなアクションや投稿をすべきなのか方向性を決めることが可能です。
対象になる人物が決定できれば関連性のある内容を投稿していきますが、統一感を持たせることも重要です。写真や動画などがバラバラであれば、ユーザーは何を伝えたいのか把握できず、世界観も分からず、フォローしても離脱される可能性があります。
企業のイメージに合う写真や情報をコンテンツとして作成していき、ハッシュタグも基準を決めておくと統一させやすくなります。また、フィードやストーリーズ、リールなど投稿の種類で分けるなど工夫すると、フォロワーも付きやすくなるでしょう。
ユーザーと定期的にコミュニケーションを取るようにする
企業がインスタグラムで運用するためには、ユーザーとのコミュニケーションも欠かせません。投稿すると一定数の人から評価を受けて「いいね」や関連したコメントが付きます。アクションを起こしてくれたユーザーには、企業からも返信すると親近感や好感度が上がり、フォロワーになってくれる可能性があります。
また、企業の提供している商品やサービスをより詳細に知ってもらうために、インスタライブを行って視聴者とリアルタイムで交流するのもいい方法です。機能付帯されているストーリーズなども活用できますが、ユーザーとコミュニケーションをとるようにするなら、口コミなども増えたり、投稿したテキストや情報を拡散してくれたりなど、認知度の向上やブランディングなどを期待できます。
定期的な交流により、イメージアップして新規顧客の獲得につながる可能性もあるため、考慮してください。
競合の研究やデータの分析を行う
インスタグラムの運用は投稿内容だけでなく、競合会社の状況チェックや自社アカウントの分析を行うのも重要です。競合している他社のインスタグラムは、自社の運用に活かるものが見つかる可能性もあります。
例えば、写真の掲載方法やインスタライブのやり方などについて、競合の方法を見ることでノウハウとして応用できるケースもあります。自社でチャレンジしていないことについて、新しい発見やヒントを得られるため、他の会社の投稿や方法について定期的にチェックしておくのも重要です。
また投稿している内容などを、インサイトなどを利用して分析するのも大事です。インスタグラムに搭載されている分析機能を活用して、アカウントの投稿ごとによるインプレッション数や「いいね」フォロワーの属性などについてデータで確認できます。
また、反応が良いものと悪いものも知ることができるので、改善策を練るヒントにもなります。インサイトはビジネスアカウントのみ使用可能になっているため、企業は分析方法として活用してみましょう。
事例から分かるインスタグラムによる成功アカウント
今ではSNSはたくさんの人が使用しているだけでなく、大手から中小企業まで運営しています。どのような企業がインスタグラムを運用して成果を出しているのか、把握しておくと良いヒントが見つかる可能性もあります。それぞれの投稿ポイントを事例から紹介しましょう。
スターバックスの場合
スターバックスはアメリカ発祥のコーヒーカフェショップであり、日本でも様々な地域で展開されています。インスタグラムのアカウントも開設しており、季節感のあるメニューやグッズ、写真や動画をメインにアップロードしており、ブランディングや来店販売の効果を得ています。
また、搭載されているショッピング機能を活用して、投稿先から専用のネットショップにアクセスできるようになっており、コーヒー豆やグッズを購入することも可能です。ライブ配信やアーカイブ、動画を活用してイベントやスタッフ紹介なども行い、ユーザーに情報提供もしているため、多くのユーザーを獲得できています。
クラシルの場合
クラシルは料理レシピを掲載しているメディアです。インスタグラムでは「kurashiru」のレシピ動画を投稿しており、完成写真と手順動画をセットにして配信しています。
また、ストーリーズでは別のアーカイブを作成しており、お知らせやクリエイター紹介、ユーザー参加型の投票企画、YouTubeへの誘導なども行って、視聴してくれた人たちに積極的に詳細な情報を提供とコミュニケーションを取るようにしています。
他にも、ハッシュタグを活用して一般ユーザーの投稿を募集するなど、インスタグラムを活用してレシピの収集も行っているようです。
GU(ジーユー)の場合
GUはファッションブランドであり、インスタグラムでは商品名を付けて写真で投稿紹介しています。スタイリストやスタッフによって服装をコーディネートした写真をアップしており、ユーザーに着こなし方について投稿しているのが特徴です。
コーディネートは身長などを基にして分類されているため、個々に合わせて参考として確認しやすいように工夫されています。また、購買促進のためにアカウント内にはショッピング機能も活用し、関心や興味を持った人が直ぐにネットショップに移動できるような動線も作っています。
【まとめ】インスタグラムによる運営は収益につながる
企業や個人事業主の方はインスタグラムを活用することで、収益を伸ばすことが期待できます。運用にはポイントを押さえてユーザーの関心を引き寄せる工夫も必要ですが、他社の事例などを確認すると応用できるはずです。ぜひ、検討している企業はまずアカウントの作成から行ってみましょう！