「SNS運用の担当になったけど何をはじめたらいいのかわからない？」「広告の予算を確保できない。他にいい集客方法はないか？」
こんなお悩みをもっていませんか？
そこで、今回はSNS運用の重要性について解説します。
SNSの運用を検討している人はぜひ参考にしてみてください。
SNSを運用する目的とは
企業がSNSで投稿したコンテンツを見る機会が増えました。
では、なぜ企業がSNSを運用するのでしょうか？
SNSを運用する目的はこちらです。
・商品の情報を届ける
・ユーザーに情報に拡散してもらう
・ユーザーの声を把握する
・ユーザーとの接点をもつ
SNSを通して商品などの情報を発信します。
発信で得たユーザーの声を分析して次回の商品開発に活かしたり、販促の戦略を練っています。
SNS運用の背景
企業がSNS運用を行うようになった背景は、ユーザーの情報を探す方法が変化したからです。
これまで、ユーザーは検索エンジンから欲しい商品の情報を得ていました。
しかし、商品が紹介されているホームページにはメリットしか書いてありません。
購入して、「思っていた商品と違った」など損をしてしまったという経験が1度はあるのではないでしょうか。
最近は、SNSからユーザーの生の声を参考にして商品購入の検討をする方が多くなっています。
「若年層のsnsを通じたビジュアルコミュニケーション調査」によると、10代の女性はSNS検索から情報をえていることがわかります。
そこで、企業がマーケティングの一環としてSNSを運用しています。
参考：若年層のsnsを通じたビジュアルコミュニケーション調査https://www.dentsu.co.jp/news/release/pdf-cms/2017016-0213.pdf
SNSのメリット・デメリット
SNSにはどんなメリットとデメリットがあるのかをまとめました。
まずはメリットとデメリットを把握しましょう。
| メリット | デメリット |
| ・情報の発信がしやすい・ユーザーの声を把握できる・ユーザーとコミュニケーションがとれる・ファンを獲得しやすい | ・炎上の可能性がある・個人情報の流出・アカウントの乗っ取り |
SNSの種類
SNSといっても種類が多く、それぞれの強みと弱みがあります。
まずは、SNSの種類を把握しましょう。
SNSの種類はこちらです。
| SNS名 | 特徴 |
| LINE | ・友人や同僚とチャットができる・通話が無料・画像と動画の共有ができる |
| ・他の SNS に比べて拡散性がある・140字以内の文字数で投稿可能・10代から50代まで幅広く利用 | |
| ・ 画像や動画を使って投稿可能・ ハッシュタグを使って検索・10代から50代まで幅広く利用 | |
| ・実名で登録・ビジネスで利用されることが多い・ 利用者は30代から50代 | |
| Tiktok | ・動画を共有できる・10代から20代の利用が多い |
| note | ・文章や画像、音声をコンテンツとして発信できる・一般的なブログよりはじめやすい・マガジンや有料記事を販売できる |
参考：令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書https://www.soumu.go.jp/main_content/000831289.pdf
LINE
LINE は数多くの方に利用されている特徴的なSNSです。
LINEが普及するまでは、社内のやりとりはE メールを使用していました。
しかし最近では LINEで共有することが増えています。
簡単に画像や動画を共有しやすいのが特徴です。
Twitterは手軽にコミュニケーションを取れるSNSです。
匿名でも利用可能です。
1回の投稿につき文字数は140文字以内。
他の SNS に比べて拡散性が高いため話題に上がることも多いです。
Instagramは女性の利用者が多いSNSです。
画像や動画を加工して共有を行ったり、24時間で消えるストーリーズや投票機能などを使ってユーザー同士でコミュニケーションが取れます。
Twitter に比べると拡散性は低いです。
Facebookはビジネスで利用されることが多いです。
利用しているのは30代から60代。
実名で登録する必要があり、1人1アカウントまで作れます。
Tiktok
Tiktokは10代から20代に支持されています。
ライブ配信や短縮動画を配信し、ユーザーとのコミュニケーションを取れます。
note
noteは文章やマンガ写真などを自由に投稿したり、有料で販売できるプラットフォームです。
最近では、企業のオウンドメディアとしても利用されています。
ブログを立ち上げるよりも手間がかかりません。
SNS運用のはじめ方
数多くのSNSから何を選択してどのように運用するかは、非常に大切です。
そこで、SNSの運用のはじめ方について解説をします。
目的を決める
まずは、SNSを使って何を達成させたいのか決めましょう。
やみくもにSNSを始めても効果が出ないからです。
例えば、 SNSを使って達成させたい例はこちらです。
・商品の情報を届ける
・ユーザーに情報に拡散してもらう
・ユーザーの声を把握する
・ユーザーとの接点をもつ
・キャンペーンを周知させる
常に目的を見失わないようにしましょう。
ターゲットを決める
ターゲットは具体的に決めましょう。
具体的に決めていないと、運用する際に発信するターゲット層がぶれてしまうからです。
具体的にはペルソナを設定しましょう。
ペルソナとは、 商品を利用するであろう架空の人物です。
例えば、こちらの情報を設定します。
・名前
・年齢
・職業
・住まい
・家族構成
・時間の使い方
利用するSNSを決める
目的とターゲットが決まったら、利用するSNSを選びます。
まずは各SNSの特徴を理解しましょう。
途中で思っていたものと違うとなった場合、時間も精神的にも負担がかかってしまいます。
運用方法を決める
SNS の運用には手間と時間がかかります。
まずは運用するために3つのことを話し合いましょう。
ステップ1： KGIとKPIを決める
ゴールに向かって運用がずれていないか把握することは大切です。
そのために KGIとKPIを決めましょう。
KGIとは、最終目標が達成されているかを表す指標。
KPIとは、行動が達成されているかを表す指標。
例えば、Twitterを活用する場合のKGIとKPIの例はこちらです。
| KGI | KPI |
| 商品の認知度をあげる | 各データを集計する・投稿数・インプレッション数・プロフィールのアクセス数・フォロワー数・エンゲージメント数 |
ステップ2： 担当者を決める
運用は担当者1人だけに任せるのは危険です。
担当者が万が一いなくなった場合、運用が止まってしまうからです。
まずは、複数の担当者を決めて運用しましょう。
ステップ3：マニュアルを作る
誰がどんな作業を行うかやルールをまとめましょう。
配属が変わった場合、引き継いだ担当者がスムーズに業務に取り組めるようにマニュアルを作る必要があります。
マニュアルを作る際に押さえておきたいポイントはこちらです。
・運用する担当者の一覧
・作業をする内容
・作業スケジュール
・不明点を解消する質問集
・コンテンツ作成するうえでの注意点
実践して改善する
実践をしてみたら振り返りを行い改善しましょう。
KGIとKPIをもとに、運用をしてみると課題がでてきます。
課題に対して、どのような解決方法があるのか運用する担当者同士で話し合いましょう。
企業の活用事例
SNS運用をしている企業の一覧例です。
運用する際は参考にしてみてください。
| SNS名 | 企業の公式アカウント |
| ・東急ハンズ・SHARP シャープ株式会社 | |
| ・ヤマトグループ・MUJI 無印良品 | |
| note | ・KIRIN |
【まとめ】SNSは目的をもって運用しよう！
SNS運用について解説しました。
運用で大切なことは、目的を明確にすることです。
やみくもに運用しても効果が薄いです。
例えば、新商品を認知させたい場合、Twitterを使うのかYouTubeを使うのかで運用方法が変わります。
目的を明確にしてSNSの運用をはじめましょう。