オンライン集客とは?集客方法やコツについて紹介します!
オンライン集客とは、インターネットを活用して行われる集客方法を指します。
スマートフォンの所有率は高く、普段から何気なく触っている時間が長い方も多いのではないでしょうか。
そして、令和4年版消費者白書のデータによると、次のような結果が出ています。
※令和4年版消費者白書 「商品やサービスの購入を検討する際に“情報を得ているもののうち、重視するもの”」
商品やサービスの購入を検討する際、テレビや雑誌などよりも、インターネットからの情報を重要視している人が多い傾向があるのです。
年代によっても差がありますが、今後はさらに重要性が増すと考えられます。
そこでこの記事では、オンラインでの集客方法やメリット・デメリット、コツや流れについて解説していきます。ぜひ、最後まで読んでみてくださいね。
オンライン集客のメリット
オンラインでの集客にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
紹介していきます。
■コストを抑えることができる
オンライン集客、ひとつめのメリットは、コストが安いことです。
新聞、雑誌の広告やテレビCMなどのオフライン集客方法と比べると、格段に価格を抑えることが可能です。
たとえば、チラシを使用する場合、紙代・印刷代・ポスティング代などが必要になります。
Webでの集客方法もさまざまですが、無料の口コミ店舗情報サイトを利用すると、タダで掲載できてしまいます。
■集客エリアを拡大できる
ふたつめのメリットは、場所に縛られず集客が可能になることです。会社や店舗が地方都市にあったとしても、全国どこにでも情報を発信できます。
SNSやブログなどでファンを増やすことができれば、資産になるのも魅力ですね。
■リアルタイムで情報の更新ができる
オフラインの集客方法では、作成してから顧客に伝わるまでに、時間がかかるものが多くなっています。そして修正も困難です。
オンライン集客なら、いつでも簡単に情報の更新ができるのが魅力。時間が少なくても、伝えたいことをすぐに伝えられます。
■データを取得できる
オンライン集客では、どのWebページにアクセスが多く、どんな地域の人に見られているのかなどの測定が簡単にできます。得たデータを利用して、対策や改善を繰り返すことが可能であるため、より合った集客方法を追求することもできるでしょう。
オンライン集客のデメリット
オンライン集客でのデメリットは次のような内容です。
■専門知識が必要
Webやマーケティングの知識が必要です。流行っているものをやみくもにおこなうのではなく、基礎知識を得たうえで、戦略を練って計画的に進める必要があります。
■競合が多い
オンライン集客は低コストで始められるのが魅力です。その分全国各地の同業他社と競り合わなければならない場合もあります。お金をかけてしまい、低コストのメリットをいかせなくなることも。
オンライン集客方法の8選
オンラインでの集客方法を8つ選びました。顧客や商品、サービスに合ったものを選んでみてくださいね。
1.メルマガ
メルマガ(メールマガジン)とは、顧客や会員に対して配信するメールのことです。
読者は役立つ情報を受け取れ、配信者は知らせたい情報を、見てほしいタイミングで継続的に送ることができます。
2.プレスリリース
プレスリリースは、メディアに向けて自社の新商品や新しいサービスなどの情報を発信できるサービスです。
各メディアが取り上げやすいよう、コンテンツ制作用の素材を集めています。
3.ランディングページ
ランディングページ(LP)とは、ユーザーが広告などのリンクをクリックして飛んだ先のページのことです。
通常のHPでは、ページ数が多くユーザーが目的の情報にたどりつけないことも。LPなら、一枚型のWebページになっているので、ユーザーの離脱を防ぐことができます。
4.オウンドメディア
オウンドメディアとは、自社で運営するメディアのことですが、“自社ブログ”を指していることも多い。
ファンになってもらうための商品・サービスなどの情報発信で使用し、検索エンジンからの流入もあります。
5.SEO
SEOとは、Search Engine Optimizationの略で、“検索エンジン最適化”を意味します。
特定のキーワードで検索する際に検索結果の上位に表示されるよう狙う手法。
競合が多い場合が多く、結果が出るまでに時間がかかるのも特徴です。
6.アフィリエイト
アフィリエイトとは、アフィリエイターが運営するメディアで、自社の商品やサービスを掲載してもらう集客方法です。
どんなメディアで、どのように紹介されるのかを把握しにくい特徴があります。
7.リスティング広告
リスティング広告とは、検索エンジンの検索結果で、上位や下位に表示されるテキスト形式の広告です。
商品やサービスに関心のある人の目に留まりやすい広告であり、クリック率が高いという特徴があります。
8.SNS
SNSとは、Social Networking Serviceの略で、登録者同士が交流できるサービスです。
基本的に無料で利用でき、多くの人の情報収集の場所となっています。
よく利用されているSNSは次の通りです。
・X(旧Twitter)
・YouTube
・TikTok
・LINE
それぞれ特性も利用者層も違っており、自社の商品やサービスと合っているのかも選ぶポイントです。継続的に発信を続けていく必要があります。
オンライン集客を成功させるコツ
■ターゲットを明確にする
ターゲットを絞らず、すべての年齢層を対象にしてしまうと、ぼやけた印象の発信になってしまい、魅力を伝えることが難しくなってしまいます。
たとえば、20代前半の男性と40代の女性だと、困っていることや望んでいることに大きな違いがあることが想像できます。
的を絞って発信することで“私のための商品だ”と思ってもらえる可能性が増えてきます。
また、ターゲットを明確にすることで、行うべき施策が正しく判断できるようになります。
■自社の強みを明確にする
自社の強みを明確にしておくと、効率よくアピールできるようになります。
オンライン集客のデメリットのひとつに“競合しやすい”というものがありますが、自社の強みを知っておくことで、他社を気にして行動がブレることも減ってくるでしょう。
■ファンになってもらう
ファンになってもらえると、リピート購入してくれたり、口コミで良い評価を広めてくれたりといったメリットが出てきます。
顧客のニーズを知り、満足度を上げていくなどの継続した努力が必要ですが、成長のために欠かせないものとなるでしょう。
オンライン集客実施の基本的な流れ
オンラインでの集客は次のような流れで行われています。
まずは最終的な目標を決め、誰に向けて、どこで何を発信するかを決め、実行していきます。
・最終的な目標を決める
・誰に向けて発信していくかを決める
・具体的な目標を決める
・集客方法を決める
・Webページなどの準備
・リストの獲得
・情報発信、分析、改善
具体的な目標をいくつか決め、中継地点としていくことで、道をそれにくくゴールに近づけるようになります。また、反応を分析し改善を繰り返すことで、より目標に近づくことができるでしょう。
オンライン集客とオフライン集客はコンテンツに合わせて選択しましょう
オフライン集客とは、インターネットを使用しない集客方法です。
テレビCMや新聞・雑誌の広告、街中の看板やラッピングバス、チラシの配布などさまざまな種類があります。
そしてオフライン集客は、インターネットの利用が少ない年齢層である、60代以降へのアプローチや地域密着型のビジネスに向いているという特徴があります。
地域の雑誌に広告を載せてみる、チラシを配布する、地域を限定してテレビCMを流してみるなど、スポット的に試してみることもできます。どれくらいの反響があるのかを確認して続けるかを判断することもできます。地域密着のビジネスなら近いし行ってみよう!と身近に感じてもらえるのも魅力でしょう。
【まとめ】オンライン集客はやみくもにおこなわず目標設定を
オンライン集客の方法やコツについてご紹介してきました。
たくさんの集客方法があり、迷ってしまいますよね。大切なのは、流行っていることをやみくもにおこなうのではなく、目標を設定し、ターゲットに合った集客方法を試すことです。
商品の特性や客層に合った集客方法・伝え方を研究してみてくださいね。