インスタルームとは、インスタグラムでの「ライブルーム」のことで、簡単にいえばインスタグラムで最大4人までが一緒にライブ配信ができる機能です。
以前はインスタの「Live Rooms」は最大2名までしか一緒に配信ができませんでしたが、現在は4人までに拡大し、インスタルームを複数人で利用したい人にとってはより使いやすくなりました。
現在インスタルームを活用しているのは一般人や芸能人だけではありません。企業アカウントが活用することで、自社商品やサービスの売上アップにつなげられるなど、さまざまな効果を高めています。
この記事では、インスタグラムの「Live Rooms」の活用メリットや使い方、注意点について解説します。
Instagram「Live Rooms」(ライブルーム)とは
インスタグラムの「Live Rooms」とは、複数のアカウントがインスタライブでコラボ配信できる機能です。
コラボ配信をすることでリーチ数を伸ばせたり、宣伝されている印象が薄くなったりするなど、この機能を使いたいビジネスアカウントにとっても多くのメリットがあります。
これまでの2人だと対談しかできませんでしたが、担当者による座談会の形式にするなど配信の形式も内容にあわせ、視聴者を飽きさせないようにできます。
インスタの投稿では一方通行となってしまいますが、インスタルームを使えば視聴者にリアルタイムでコメントをもらうことも可能です。リアルタイムで視聴者の意見が聞けることは、配信する側にとってもメリットが大きいといえるでしょう。
Instagram「Live Rooms」(ライブルーム)の活用メリット
インスタグラムの「Live Rooms」には、多くの活用メリットがあります。インスタルームを使うべき、具体的な3つのメリットをご紹介します。
複数人で配信すればファンやフォロワーを増やせる
インスタルームを複数人で配信すれば、視聴するのは自分のフォロワーだけではありません。したがって、一緒に配信する人のファンやフォロワーを含めるとリーチ数が増加し、新たなファンやフォロワーを獲得できるメリットがあります。
インスタルームのライブ配信相手として効果的なのは、人気があるインフルエンサーです。企業がインフルエンサーとコラボして配信を行うことで、フォロワー数の多いインフルエンサーのファンがたくさん視聴してくれる可能性が高くなります。
たとえば、新商品をインフルエンサーと一緒に宣伝すれば、その商品を「使ってみたい」と思う視聴者を増やせるでしょう。
結果として売上を増加させるだけでなく、フォロワーが増えることで過去の投稿も見られ、ほかの商品にも興味を持ってもらえることが期待できます。
企画の幅が広げられる
インスタルームでコラボできる人数は4人であるため、これまでの最大人数であった2人よりもできることが多くなっていますよね。
人数が多ければできる企画も多くなり、司会進行しながらの配信やディスカッション、会議の様子なども配信できます。
人数を減らしたいときにはコラボする人数を減らせば良いだけなので、その配信方法に合った人数とコラボできるのは良いですよね。ぜひ、インスタルームを活用するときには、さまざまな企画をして適切な方法で配信して効果を高めてみてください。
商品の利用方法を伝えやすい
インスタルームでは新商品を宣伝できるだけでなく、その商品をどうやって使うのかをリアルタイムで配信して視聴者に伝えられます。もし、視聴者がわかりにくかったらコメントをもらい、視聴者がどこがわかりにくいかを把握することも可能です。
具体的には、商品をどんな手順で利用するかのほか、料理をしている様子などもリアルタイムで配信できます。
Instagram「Live Rooms」(ライブルーム)の使い方
インスタルームを使ってみたくても、使い方がわからないという人もいるでしょう。インスタルームの使い方は、配信をする人がホーム画面から「+」のマークを押します。
そして、コラボをする人には視聴者として入ってもらい、「招待する」という画面から一緒に配信したいゲストを選びます。
また、配信途中でコラボしたい人を増やしたり、コラボする人が遅刻してしまったりする場合もありますよね。そのようなときは、視聴者側から「参加をリクエストする」をタップしてもらい、配信者が承認してコラボのゲストとして追加することも可能です。
インスタルームの使い方は難しくないので、ぜひ覚えておいてください。
Instagram「Live Rooms」(ライブルーム)の注意点
インスタルームを使えば企業は費用をほとんどかけずに宣伝ができ、ユーザーである視聴者の生の声が聞けるため、使ってみたいと思う企業も多いのではないでしょうか。そのインスタルームにも注意点はあります。
注意しておくべき3つのポイントをご紹介します。
上限人数で配信すると一人あたりの画面が小さくなる
インスタルームの上限人数は「4人」ですが、コラボする人数が増えることによって、一人あたりの画面が小さくなってしまうというデメリットがあります。
対談だけであれば4分割されても問題ありませんが、新商品の説明を行いたいのに説明したい商品が小さいと困ることもありますよね。
したがって、企画内容によってはインスタルームでコラボする人数を制限した方が良い場合もあります。企画内容を考えるときに何人を上限とした方が良いかを検討しましょう。
ガイドライン違反をしているユーザーは招待できない
インスタルームでは、コミュニティガイドラインに違反しているユーザーは招待できません。したがって、コラボする相手はガイドライン違反をしていない人に限定されます。
せっかく一緒に企画を考えていても、いざ配信をしようと思ったら招待できないと困りますよね。
インスタのコミュニティガイドライン違反は7つあり、その内容は著作権違反や法律違反などです。ガイドライン違反をすれば、投稿全体が削除されるなどの対処が行われます。
コラボ相手のアカウントは確認しておき、何か違反をしていそうな相手とコラボをするのはやめた方が無難でしょう。
すべての機能が使える訳ではない
インスタルームには新機能が追加されていますが、すべてのユーザーがすべての機能を利用できる訳ではありません。
どのようなアカウントが多くの機能を使えるかは明記されている訳ではありません。しかし、アクティブにインスタグラムを活用しているアカウントほど、利用できる機能は多いと予想されています。
そのため、インスタルームを利用したいと思っているアカウントは、普段からインスタをできるだけアクティブに利用した方が良いでしょう。
ガイドライン違反をしてしまったらインスタルームは利用できなくなってしまうため、ガイドライン違反をしないように注意をしながらアクティブに利用するようにしてください。
【まとめ】インスタルームを活用して視聴者を増やそう
インスタルームを上手に活用すれば、商品・サービスのファンを増やせるだけでなく、アカウントのファンも増やせます。企画のコラボ相手を適切に選べば、自社だけでは増やせなかったアカウントにも視聴してもらえる可能性が高くなるでしょう。
企業のビジネスアカウントも、インスタルームを上手に活用することで、インスタからの集客を成功させられるでしょう。視聴者とのコミュニケーションを積極的に行うことで、インスタルームの効果を高めることが成功のカギとなります。