インスタグラムは集客や宣伝という効果を得られるため、ビジネスとして活用を考える企業や個人事業主の方もいるでしょう。インスタで投稿や返信などをしっかり運用すると、フォロワーの数も増やすことができ、予想した成果を得ることもできます。
しかし、インスタにもいろいろな機能があるので使用方法に迷ってしまう場合もあります。特に「インスタのペルソナとは何か?」と疑問を感じる人もいるでしょう。運用のポイントについて紹介致します。
インスタグラムでペルソナを設定する手順とは?
ペルソナとは、マーケティング用語として利用されることが多い言葉であり、自社の商品やサービスを利用して欲しい架空の人物像を指すのが一般的です。ターゲットと似た言葉として認識される場合もありますが、ペルソナは1人レベルのユーザー像に絞るのが特徴になります。
そのため、幅広い層を含めたターゲットとは少し異なると言えるでしょう。特徴のあるペルソナですが、どのような設定を行うのか知っておくのは重要です。ポイントについて明確に紹介致します。
ターゲットを絞り分析する
ペルソナを設定する際、まずはターゲットをしっかり絞ることが重要です。インスタグラムでペルソナを設定するとフォロワーを増やすことができ、商品やサービスの購入を促進したり宣伝効果を高めることができます。ターゲット層を決定する際は年齢や性別などを考慮してまずはざっくり決定するのがおすすめです。
分析するときは、市場顧客や競合、自社の3つの視点から行うのが良いです。3Cと言われる分析方法ですが、強みや弱みを理解でき、Instagram運用での目的達成をしやすくなります。例えば、市場顧客では動向や顧客ニーズ、行動などが分析できます。競合では成功の要因、競合会社のポジショニング、自社ではリソースや投資力などがあります。それぞれ分析することで、ペルソナの決定に役立てられるでしょう。
情報収集する
大まかにターゲットを決定できれば、ユーザーニーズを絞るために情報収集します。具体的な調査方法としては、
・政府などが発表している信ぴょう性のある統計データを使用
・顧客へのインタビューやアンケート
・社内データの解析(Webサイトへのアクセス)
などを利用できます。
実際のデータから情報収集できれば、より現実的なペルソナ設定に役立てることが可能です。もし、情報だけでは足りないようであれば、インタビューを行うことでデータ分析をでは得られない具体的な内容を得ることもできます。自社の方法に合わせてしっかり情報収集しましょう。
データを元にしてユーザー像を設定する
集めた情報を元にして1人レベルのユーザー像を絞ることができます。ただ、ターゲットを絞るときに、いくつも条件を洗い出すと時間がかかるため、最低限何を押さえておくべきかチェックすべきです。そのため、ペルソナを決定する際は
・性別
・年齢
・職業
・住所
・趣味
・悩み
などを考慮するのがおすすめです。
ざっくりで良いのでペルソナの設定を行うと、訴求したい人物についてもはっきりと分かってきます。例えば
・25際
・男性
・社会人(主にIT関連)
・東京都
・ゲーム好き
・仕事と趣味のバランスがとりにくい
と設定します。
この男性の場合は仕事と趣味のバランスについて悩んでいるため、観点を確認して訴求内容を分析できます。
分析として
・仕事とライフワークへのバランスを取る知識
・仕事を選ぶ方法や秘訣
・転職する際のポイント
などです。
このように分析できれば、写真やプロフィール、投稿、ハイライト、ストーリーズなどを活用して情報提供していくことが可能です。このような流れを押さえてペルソナの設定を行うようにしましょう。
インスタグラムのペルソナを設定するときのポイントと注意点とは?
インスタグラムでペルソナを活用することで、購買促進や狙いを定めた運用を行いやすくなります。しかし、ペルソナ設定をするときはポイントと注意点を押さえておく必要もあります。しっかりポイントを押さえておくことで、狙った効果を得ることが可能です。それぞれの点について内容を紹介します。
データを元に根拠をチェックする
インスタグラムの運用を行う際は、アンケートやデータなどを根拠にして作成すべきです。ペルソナ設定しても絶対にいない人物像であれば、訴求対象として効果がありません。
自分の考えや思いつきのみで人物像を設定すると空想となり、投稿やハイライトなどを行っても効果が出ず時間と労力が惜しいだけになるでしょう。そのため、データを元に人物像をイメージし、根拠がある上で条件を埋めていくように心がけてください。
都合の良い人物にしない
ペルソナ設定を行うときは、自社側にとって都合の良い人物像になっていないかチェックすべきです。「こんな人物像が良い」と会社や個人で都合の良いペルソナはいるでしょう。
しかし、都合が良いだけの設定は空想と同じになるため、良い効果を得ることができません。つい、ペルソナを設定するときは理想を追い求めてしまうため、都合が良いものへと考えてしまいやすいです。しかし、自社アカウントなどに合わせた設定ではなく、実在する人物やデータに合わせた表現方法を取り入れるのが大事なので、覚えておきましょう。
定期的にペルソナを見直す
ペルソナは一度設定すると、内容がずっと同じままになってしまうケースがあります。しかし、設定したペルソナは適した人物像になっているのか再度確認する必要があります。
ペルソナを設定しても期間やトレンドの変化などによって、ユーザーへのアプローチがズレていたり、フォロワー数や保存数などが減少して効果が薄くなったりする場合もあるからです。ある一定の期間や成果が現れにくくなったと感じた場合は、ペルソナの設定を見直すようにしましょう。
ペルソナを複数設定する
ペルソナは架空の人物になるため、1人のペルソナ設定だと獲得できるファンに限度があります。そのため、背景が異なるペルソナを3〜5人と複数準備しておくのがおすすめです。
ペルソナが複数いれば具体的なターゲット層も広げることができ、成果が得やすくなるでしょう。しかし、増やすことで投稿内容の統一感が無くなること、内容が薄くなるなどのデメリットもあるため注意してください。
【まとめ】ペルソナ設定をして効果的なアプローチ遠を行おう
インスタグラムでは、ペルソナ設定をすることでユーザーへのアプローチを効果的に行うことが可能です。ポイントをしっかり押さえておくと、実在するフォロワーへ魅力的な情報を提供できるため、ぜひデータなどを参照して設定してください。