インスタ広告の料金の相場は、1か月で3～10万円とされています。この金額を聞くと、インスタグラムのような広告の効果が高い広告媒体でこの費用は安いと思う人も多いのではないでしょうか。
インスタ広告で1日500円で広告を配信した場合、500～1,000回のインプレッションが期待できます。広告を1日500円を目安として出す場合、1か月で15,000円の費用がかかることになります。
インスタ広告は1日100円から出稿が可能です。しかし、可能であっても効果を出していくためには、広告出稿の基本をおさえて投稿することが大切です。
もちろん、成功するためには費用をかけることも重要です。しかし、認知度が向上してフォロワーを増やせば、それほど多くの広告費用をかけなくても集客が可能となります。
この記事では、インスタ広告が1日500円でもできるのかを解説します。
Instagram広告の課金方式
Instagram広告の課金方式は4つあります。キャンペーンは目的別で選ぶようにしましょう。その3つとは、下記の通りです。
CPC
CPCはクリック課金です。同じ1クリックでも、商品やサービスによって金額は変わります。CPCは広告が表示されただけでは費用が発生することはなく、クリックされることで初めて費用が発生します。
費用の相場は40～100円ほどで、売りたいものが高額であれば1日500円はすぐに消費されてしまう可能性があるということを把握しておきましょう。
CPM
CPMは、インプレッション課金のことです。CPCよりも相場は安く、1,000回の広告表示で500円～3,000円程度が目安となっています。
インプレッションとは広告表示のことで、クリックをされなくてもカウントされてしまいます。インプレッションからユーザーが次の行動を起こすことで、売上につながる可能性が広がるでしょう。
CPV
CPVは、再生数課金のことです。CPVの良いところは、動画が再生された場合にのみ課金される点です。動画の1回の再生で4～10円の費用がかかります。CPVで再生された動画は、10秒未満の場合には費用は発生しません。
したがって、本当に興味がある見込み顧客だけに絞って費用が発生するという意味で、費用対効果が高い広告だといえます。
Instagram広告の種類
最近では、facebookやyoutubeなどのSNS広告を利用したweb広告が主流となっています。Instagram広告は視覚に訴えるものが多いため、第一印象から集客につながりやすいという意味でもおすすめです。
Instagramの広告の4つの種類をご紹介します。
写真広告
写真広告は、画像とテキストのみの広告です。300文字以内のテキストと画像のみで、広告画像の20%以上を文章が占めてはいけないという決まりがあります。
動画広告
動画広告は、写真広告と似ていますが写真でなく動画を使った広告であるという違いがあります。テキストのおすすめは125字以内です。動画の長さは最大30秒（30MB）までの広告となっています。
ストーリーズ広告
ストーリーズ広告は、Instagramで人気のストーリーズを活用した広告です。動画広告よりも再生時間は短く、写真の再生時間はデフォルトで5秒（30MB）、動画の再生時間は15秒（4MB）までです。
ストーリーズの特徴である全画面表示の広告で、ビジュアルの効果も高いといえます。
カルーセル広告
カルーセル広告は、1つの投稿のなかに画像や動画を組み合わせられる広告です。1つの投稿のなかに入れられる画像や動画の数は5つまでです。複数の画像と動画を使うことによって、販売している商品をより魅力的に表示する広告を作るのに有効だといえます。
Instagram広告の出稿方法
Instagramの広告出稿の手順は下記の通りです。
- ビジネスアカウントにする
- Instagramでプロフィール画面を開く
- 広告ツールを選択する
- 広告として使いたい投稿を「投稿を選択」から選ぶ
- 広告の詳細を入力する
- 広告を確認し、支払い方法を追加して「広告を宣伝する」をタップする
広告の詳細を入力するときに、広告を届けたい相手の地域や興味・関心、年齢、性別などを選択します。それと同時に、1日あたりの費用や掲載期間も設定してください。
このときに、1日500円と決めている人は500円を選びます。また、Instagramのアプリからではなくfacebookの広告マネージャから広告を作成することも可能です。
facebookの広告マネージャでは、キャンペーンの目的も選択できます。
Instagram広告は予算1日500円でも成果は出るか？
Instagram広告で予算1日500円と設定した場合、1日500円で成果を出さなければいけないですよね。Instagramは主に検索ではなくエンゲージメントが重視されます。
1日あたりの料金を500円と設定したら、500円のなかで成果を出さなければいけません。たとえば、クリック課金のCPCではすぐに500円の上限までいってしまっているのにもかかわらず、購入などが増えなければ無駄だと感じてしまう人が多いのではないでしょうか。
結論からいうと、1日500円でも成果が出るかどうかはその広告次第です。500円という比較的少額ななかでもクオリティが高く、ターゲット層に届けば成果は出るでしょう。
しかし、正しくターゲットを選定できていないなどの問題があれば、500円で成果を出すのは難しくなります。
まずは、500円からスタートしてみて、成果が出るかどうかを見極めてみてください。そのうえで、成果が出なければInstagram広告のなかでほかの広告を出稿してみたり、予算を上げたりしてみてください。
Instagram広告で費用対効果を上げるポイント
Instagram広告で費用対効果を上げるポイントとしては、ターゲットを明確にしてターゲットとは関係のない人に届いて広告費用を消費することを防ぐことが挙げられます。
また、広告の効果を見極めてより効果の高い広告を出すことも大切です。SNS広告を含めたweb広告の成果はわかりやすいため、成果が出なければほかの方法を検討してPDCAサイクルを回していきましょう。
Instagram広告で費用対効果を上げる3つのポイントについてご説明します。
ほかのマーケティング施策と組み合わせる
Instagram広告は比較的安価な金額で始められますが、Instagram広告だけに頼っていては少ない費用では成果が出にくいでしょう。そのため、ほかのSNSを使ったりマーケティング施策を使うなど、複数の方法を組み合わせることで効果を高めることができます。
SEO対策やMEO対策、自社アプリなど複数の施策を組み合わせて認知度をアップさせ、効果を高めていきましょう。
代理店などのプロに依頼する
自分でInstagram広告を出しても成果につながらない場合、代理店などのマーケティングのプロに依頼するのがおすすめです。SNS運用代行でもそのような業者に依頼した企業は伸びやすいですよね。
Instagram広告をプロに依頼するメリットは、投稿のクオリティが上がることです。同じ企業の投稿でも、クオリティによって興味を持ってもらえるかや次のステップとして購入してもらえるかが変わります。
自分でやってみても伸びない場合、一度プロに依頼してみることを検討してください。そのうえで、自分で1日500円をかけて運用することで結果が変わるでしょう。
インスタグラマーに依頼する
インスタグラマーとは、フォロワー数が多くSNSでの影響力の大きいアカウントのことです。芸能人だけでなく一般人のインスタグラマーも多く、そのインスタグラマーが紹介した商品は認知されて売れやすくなる効果があります。
したがって、インスタグラマーに商品を紹介してもらうインフルエンサーマーケティングも人気のある手法のひとつです。Instagram広告でもインフルエンサーマーケティングを活用すれば、1日500円の広告費用でも成果を得やすいでしょう。
【まとめ】1日500円のインスタ広告で最大限の成果を出そう
1日500円のインスタ広告で成果を出すのは、決して簡単なことではありません。しかし、ほかのマーケティング施策と組み合わせることによって、認知度が向上して高い成果へとつながります。
そのため、月にかける金額が15,000円ではなく、ほかの施策にかける金額も含めると最初は高額になってしまう可能性もあります。しかし、広告は売上を大幅にアップするためにも重要なものです。
全体的なコストは上がってしまうかもしれませんが、ほかの方法と組み合わせて1日500円のインスタ広告で最大限の効果を得られるよう、費用対効果にこだわってみてください。