Instagramを利用しているのであれば、バナー広告の作成ポイントを把握したい人もいるでしょう。Instagramは国内だけでも月間3,300万人以上と多くのユーザーが利用しているため、出稿することにより、認知度の向上や売上拡大を得ることができます。
ただ、バナー広告についてはサイズやデザインなどについて内容を把握していなくては、予想した成果を得られない場合もあります。今回の記事ではInstagramのバナーの規定、魅力的な作り方について解説しましょう。
Instagramの種類によるバナーサイズのポイント
Instagramのバナーサイズは、利用する種類やフォーマットによって異なります。自分の配信方法によってバナーの作成サイズに注意しておかないと魅力も半減します。画像タイプの広告を配信できる種類によってサイズの違いを解説致します。
Instagramフィード
Instagramフィードは開いたとき、最初に表示される画面であり、フォローしているユーザーの通常投稿が流れてきます。フィード広告では1枚の画像を使用した広告、またはスワイプさせて複数の画像を表示させることが可能であり、カルーセル形式の広告や動画による宣伝として利用できます。フィードを利用する場合、サイズは以下のようになります
・ファイルタイプはJPGまたはPNG
・推奨アスペクト比は1:1
・推奨解像度は1080×1080Px以上
・最大ファイルサイズ30MB
・最小400×500〜最大191×100のアスペクト比に対応
フィードを活用する際はバナーのサイズ規定を守ることで広告運用できるため、チェックしておきましょう。
Instagramストーリーズ
InstagramストーリーズはInstagram画面上部に丸型アイコンで表示され、24時間で消えてしまう投稿形式です。
ストーリーズの広告はフォローしているユーザのストーリーをスワイプする際、割り込んで5秒間表示されるため宣伝効果も見込むことができ、インパクトを与えることができれば拡散などで、集客や広範囲での認知度向上をきたいできます。ストーリーズの広告を表示させるためのサイズは以下の通りです。
・ファイルタイプはJPGまたはPNG
・推奨アスペクト比は9:16
・推奨解像度は1080×1080Px以上
・最大ファイルサイズは30MB
・最小幅は500Px
ストーリーズを利用するときはフィードと推奨アスペクト比や最小幅などに違いがあるため、同じにならないよう注意してください。
Instagram発見タブ
Instagram発見タブは、アプリ内の虫眼鏡アイコンをタップすると表示される画面であり、ユーザの好みに応じたコンテンツやトレンドを表示させます。
ユーザーが発見タブから通常の投稿を閲覧する間に表示されるため、広告によって自社へのアカウントの流入や提供している商品やサービスの認知度向上も期待できます。発見タブによる広告を利用するなら、以下の規定サイズを守るようにしましょう。
・ファイルタイプはJPGまたはPNG
・推奨アスペクト比は1:1、または9:16
・推奨解像度は1080×1080Px以上
・最大ファイルサイズは30MB
・最小幅は500Px
発見タブはフィードとストーリーズの2つのサイズで利用できます。特に、ストーリーズと似ている部分が多いため、同じ規定と考えてもらっても問題ありません。発見タブの利用もしっかり押さえておきましょう。
バナーデザインのポイントとは?
Instagramのバナーでユーザやフォロワーに注目してもらうためには、バナーデザインが重要です。バナーデザインのクオリティにより、認知度向上などの目的達成も変わってくるからです。デザインのポイントは以下になります。一覧として記載しているので、確認してみてください。
CTA誘導を分かりやすくする
CTAは広告を見た人に行動を促す役割があります。例えば、申込みボタンを特徴的なものにすれば、ユーザはクリックしたくなる可能性も生じます。また、矢印のスタンプを付けることや色、文字の大きさを変えることも、クリック行動してもらいやすい特徴です。Instagramの広告バナーはクリックしても、サイトに直接遷移するわけではありません。
フィードの場合は「詳しくはこちら」をタップしてもらい、ストーリーズもスワイプしてもらう必要があるなど、それぞれ遷移の方法が異なります。そのため、バナー画像のデザインでまずは注目を集めることが重要になるため、どのようなデザインが良いのか分析する必要があります。
画像は注目しそうな人や動物、色、メッセージ、配置などがポイントになります。それぞれの内容を考慮してCTAに誘導しやすいようにしましょう。
あまり多くの文字や画像を含めない
バナー広告を作成するときは、文字や画像が大きなポイントになります。しかし、目立たせようとして多くの文字や画像を入れてしまうと要素がごちゃごちゃしてしまい、情報がうまく伝わらない可能性も生じるでしょう。広告はユーザーが混乱しないように配置を考える必要があるため、商品名や画像、値段など、何をバナー内に入れたいのかリストアップすべきです。
文字は長々と記載してしまうとユーザーが把握できない可能性もあるため、短くてインパクトのある1文にするのがおすすめです。目立たせるためにフォントサイズを太文字にしたり背景色を付けると、良いデザインとして注目してもらいやすくなるでしょう。
色彩やレイアウトも意識する
バナー広告では色彩も重要なポイントになりますが、多くのカラー色で染めてしまうと、広告で訴求したい情報が伝わりにくくなる場合もあります。配色はベースカラーを70%、キーカラーが25%、アクセントカラー5%が目安です。
配色の割合に悩んでしまうようなら、この点を意識して活用するようにしてみましょう。また、色の使用は企業カラーに合うものを選ぶのがおすすめです。レイアウトは目線を誘導するようにデザインするのが基本です。左上から右下に目線が動くようにメッセージや画像の配置をすると、ユーザーは記憶に残りやすくなります。このポイントを押さえて、バナーのデザインを考えてみましょう。
【まとめ】Instagramのバナーはサイズとデザインが重要
Instagramによる認知度向上や購買促進などの目的を達成したい場合、サイズとデザインに注意するようにしましょう。サイズが合っていないと広告表示ができないため、利用するタイプによって規定を守りましょう。またデザインも訴求力では重要になるため、それぞれチェックしてクリエイティブで良いバナー広告にしてください。