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Instagramの動画広告について徹底解説します!!(事例も紹介します)

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動画編集画面

Instagram(インスタ)の動画広告について徹底解説します!!(事例も紹介します)

今回は、Instagramの動画広告についてご紹介します。Instagramは世界的に見ても非常に多いユーザー数を誇るSNSですので、ここで出す広告も、うまく活用すれば非常に効果的だと考えられます。しっかりポイントを押さえておきましょう。

Instagram(インスタ)動画広告の種類について

インスタグラム アプリ

Instagram 動画広告は、静止画広告と同様に以下の4つの方法で広告を配信することができます。

フィード

ストーリーズ

ディスカバリー

リール

フィード広告

Instagramのタイムラインに流れてくる広告のことです。 自分がフォローしているユーザーの投稿と同じ形式で表示されます。 情報収集や新しい商品・ブランドを探す時にフィードが使われているというアンケート結果もあることから、フィード広告はブランド・商品の認知度アップや拡散に適しているといえます。広告が配置される頻度については、正式には公開はされていませんが、3投稿から5投稿くらいに1回の頻度で表示されることが多いです。

ストーリーズ広告

ストーリーズ内で縦長フルスクリーンで表示される広告のことです。 ストーリーズは24時間で消える投稿であるため、フォロワーのタイムラインに流れることはありません。投稿が24時間以内に消え、プロフィールページにも残らない気軽さから、最近ではフィードへの投稿よりも、ストーリーズを利用しているというユーザーも増えてきました。広告が表示される頻度は、これも正式には発表されていませんが、ストーリーズを見始めてから1投稿後に表示、その後は3投稿から4投稿に1回の頻度で表示されているようです。タイミングによっては、広告が2回連続で表示されることもあります。スマートフォン画面のフルスクリーンを活用できるので没入感が高く、通常のストーリーズ投稿を見る流れで、ユーザーに自然に広告を見てもらえるのが特徴です。 3人に1人以上がブランドや商品をストーリーズで見て関心が高まったというアンケート結果もあることから、ストーリーズ広告はブランドや商品とユーザーとの距離を縮めてくれる親近感があるといえるでしょう。

ディスカバリー(発見タブ)広告

Instagramの発見タブ (虫眼鏡マーク )の仕組みを活用した広告のことです。発見タブとは、検索と同じページにあり、ユーザーに関心のありそうな投稿を自動で表示してくれる機能で、ユーザーごとに表示されるコンテンツが異なります。広告は一覧に表示されるわけではなく、写真や動画をクリックして閲覧している際の投稿の間に表示されるようになっています。発見タブはフィードと異なり、フォローしている人の投稿を見るわけではないので、ユーザーが受動的に情報や投稿を探している状態で、潜在的なニーズに刺さるような広告であれば効果を得やすいでしょう。

リール

ホーム画面や検索画面と並んでいるタブから閲覧することができ、最大30秒のショート動画を表示させることができるものです。広告表示の頻度は公開されておらず、規則性もないようです。リールの広告は、縦型のフルスクリーンで表示され、オーガニック投稿をしたリールの間に表示されます。ストーリーズと似ていますが、フォローしているアカウント以外の動画も表示される点や、TikTok のように「いいね」やコメントなどのリアクションを付けられる点が異なります。

Instagram(インスタ)動画広告の料金制度(課金制度)について

日本円 小銭

Instagram動画広告の支払い方式は、基本的にFacebookと同様で、事前に設定した予算が消化されると広告が停止する仕組みです。 支払い方式は主に4つに分かれています。

CPM (Cost Per Mille)

広告が画面に表示された回数1000件ごとの平均コストです。 計算式は「CPM=費用÷表示回数×1,000」となります。

CPC (Cost Per Click)

ユーザーが広告のリンクをクリックし、リンク先のサイトやアプリに遷移したら課金されるコストです。

CPI (Cost Per Install)

広告経由でアプリがダウンロードされるごとに課金されるコストです。 アプリ広告の場合のみ適用されます。

CPV (Cost Per View)

動画広告が10秒以上再生されるごとに課金されるコストです。

Instagram(インスタ)動画広告を制作する際に意識するポイントは?

男性  指差し

それでは、いったいどのような動画が広告効果が高いのでしょうか。動画を作る際に押さえるべきポイントを見ていきましょう。

冒頭2秒で興味を惹く(ストリーズ広告は15秒以内に収める)

動画広告は静止画広告よりも情報量が多いと言われていますが、全ての情報を伝えるためには動画が最後まで再生されることが前提です。ユーザーは簡単に広告をスキップできるので、動画をできるだけ長く見てもらうには、広告がユーザーの画面に表示される最初の数秒間で目を引くことが大切です。 インパクトのある素材を冒頭に置くと良いでしょう。ユーザーに質問を投げかけるようなコピーもおすすめです。

また、Instagram動画広告は120秒以内でないと広告配信することができません。しかし、ストーリーズでは15秒ごとに動画が区切られ、さらに45秒から先は「このまま見る」をタップして画面遷移してもらう必要があるため、そこで離脱される可能性が高いです。したがって、120秒が入稿時の上限ではあるものの、ストーリーズの一区切りである15秒以内で収まるように編集するほうが良いでしょう。

広告配信面によって動画サイズを変える

フィード広告には1:1の正方形、ストーリーズ広告には9:16縦型の動画サイズで作成するのがおすすめです。一般のユーザーの投稿にできるだけ馴染むものにすることで、より自然に広告をユーザーに見てもらうことができます。ストーリーズでは、画面上部の約14%(250ピクセル)の範囲に Instagram アカウントのアイコンや名前が表示され、下部の約14%には「詳しくはこちら」などのアクションボタンが表示される仕様になっています。上下の約14%(250ピクセル)に重要なテキストやロゴなどを配置してしまうと、被って見えなくなるので注意しましょう。

音声が無くても情報が伝わるクリエイティブにする

Instagramは主にスマートフォンで利用している人が多いでしょう。 普段、通勤や通学の電車の中や家にいるときなど、音声なしで投稿や広告を見る機会もよくあります。そのため、マナーモードでInstagramを利用しているユーザーも想定して、音声が無くても情報が伝わる動画広告を作ることが重要となってきます。音声で訴求するのではなく、 テキストや画像といった視覚的な情報を使って訴求しましょう。

無音でもメッセージが伝わるようにするには、ナレーションの言葉をテキストとしても表示させたり、商品の使用方法を実際に披露して見せたりすることなどが挙げられます。実際の使用方法やシーンを映した内容と字幕を合わせて表示させた動画を配信した結果、動画の形式が正方形のものでも、長方形のものでも、冒頭3秒の再生数の割合が高くなった例もあります。もちろん静止画にはない魅力の1つとして、音や挿入歌を工夫することも大切です。ただ、メッセージや訴求が伝わらないと広告の意味がありませんので、ユーザーがすぐに理解できるように、無音でもメッセージが伝わるよう心がけましょう。

広告感を出しすぎない

Instagramは大前提として、ユーザー同士が互いの投稿を共有する場であることを忘れてはいけません。広告を出す際は、ユーザー同士の共有の場にお邪魔しているという認識を持つことが最も大切です。友人の投稿を見ているときに、広告感の強い動画が出てきたら、ユーザーは「広告だから見ない」と判断し、そもそも目に留まらない可能性も高まります。 スマートフォンで撮影した素材や、手書きのようなフォントを活用することで、一般ユーザーの投稿とより近いもの、親近感のあるものを作りましょう。

CTAを促す演出をする

CTAとは「Call To Action」の略で、ユーザーに次の行動を促す役割があるものです。 例えば、「詳しくはこちら」「予約する」「お問い合わせ」「ダウンロードする」「申し込む」などがあります。ユーザーが広告を見た瞬間に、アクションを取ってもらえるような、わかりやすいCall To Actionの文言を入れましょう。思わず「続きを見たくなる」遊びのある仕掛けを考えましょう。 CTAが目立つように、アニメーションを付けたりするといった工夫も良いでしょう。

Instagram(インスタ)動画広告の成功事例について

男性 歓喜

日本航空(JAL)

日本航空(JAL)は、世界的なラグビーイベントに合わせて、ストーリーズ広告を使用し、ブランド認知度の向上に成功しました。ストーリーズ動画では、ラグビー選手の畠山健介選手を起用し、ライトなラグビーファンをターゲットとし、ラグビー大会を楽しめるよう簡単なルール説明を取り入れました。ストーリーズで気軽にユーザーが視聴できることを意識し、同時に動画の画面上下にブランドロゴを常時設置することで、JALの認知度の向上に繋げています。

Netflix

動画配信サービスを運営するNetflixでは、登録者数を伸ばすためにブランド認知拡大を目的としたストーリーズ広告を配信しました。動画にはテキストなどを一切入れず、大半をブランドロゴのみで表現しています。シンプルな広告ではあるものの、ユーザーにNetflixというブランドの印象を強く与えることに成功し、結果としてブランド認知向上と売上の増加に繋げました。

Furla

イタリアのファッションブランドFurlaは、日本のミレニアム世代にリーチするため、ストーリーズ広告とコレクション広告フォーマットを使ったフィード広告の両方を打ち出しました。ターゲットは18~34歳の女性で、複数回に分けてキャンペーンを出しました。動画内では、Furlaの新作コレクションを紹介し、そのまま自社ウェブサイトへ誘導して、ユーザーが簡単にアイテムの詳細を確認できるようにしています。結果、ターゲット層であったミレニアム世代からの好感度の上昇に成功しました。

ニフティ不動産

ニフティ不動産は、賃貸物件や購入物件を掲載している不動産サイトから、さまざまな条件でまとめて検索できるアプリを運営している会社です。Instagramの動画広告では、既存の動画をフィード広告・ストーリーズ広告の両方に最適化して配信しました。ユーザーが思わずタップしたくなるようなスピード感のある動画に仕上げて、多くの物件の内観イメージをアピールしています。その結果、ユーザーの反応率が高くなり、アプリインストールの増加に繋げました。

キャリトレ

転職サービスを運営するキャリトレは、20代をターゲットとし、認知拡大を目的にストーリーズ広告を配信しました。短いテキストでサービスを説明し、ユーザーに実際にサービスを利用して転職に成功しているイメージを湧かせて、会員獲得に成功しました。またその中でも、会員登録後もアクティブ率が高いユーザーを多く獲得することができました。

【Instagram(インスタ)動画広告について】まとめ

いかがでしたでしょうか。ユーザー目線に立って様々な工夫をすることで、より効果的なInstagram動画広告を出すことができそうですね。ぜひ上記のポイントをビジネスに活用してみてください。Instagram動画広告のことはもちろん、その他にもInstagram運用についてお困りごとがある方は、ぜひ山西屋にご相談ください。

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