WEB集客の手段として広く用いられるもののひとつとして、Instagramが人気です。Instagramはビジュアルコンテンツを発信してユーザーに情報を届けるプラットフォームですが、正しく用いることでWEB集客に大変効果的です。活用方法は実にさまざまですが、今回はその中から4つの具体例を挙げながらご紹介します!
Instagram活用例:クリニック・サロン系の店舗のWEB集客
まずは、クリニック・サロン系の店舗のオンライン集客において、Instagramを効果的に活用する方法をご紹介。
クリニック・サロン系の店舗ならではの活用法も含め、以下にアイデアをざっと述べます。
●ビフォーアフター写真(施術結果の変化を可視化)
●店舗・施術風景(清潔感やリラックスできる雰囲気を伝える)
→視覚的なコンテンツはテキストコンテンツよりも店舗の雰囲気を掴みやすいです。まさに、ユーザーが来店前に欲しい情報です。
●スタッフ紹介(親しみや安心感を与える)
●お客様の声・口コミ(動画・ストーリーズで都度紹介)
●Q&A形式の投稿(よくある悩みに答える)
●医師・施術者の専門的な解説(簡潔&優しい言葉で)
→ユーザーからの信頼感を得られるコンテンツです。画像および動画とテキストでの説明を掛け合わせて明確に情報提供し、来店前のユーザーの不安をできるだけ払しょくしましょう。
●ハッシュタグと位置情報を設定する(店舗を発見されやすくする)
→〇〇サロン東京など、業種+地域名のハッシュタグを使用したり、人気タグ+ニッチタグを組み合わせる(例:#毛穴ケア #表参道美容)などの工夫ができます。
●施術の様子を30秒リールで紹介(音楽付きが◎)
●キャンペーン告知をストーリーズに(LPがあればリンク挿入)
●スタッフの裏話やオフショットも好感度UPに繋がる
→リールやストーリーズで「動き」を出すのも関心が湧きやすいです。
●コメントへの即レス(信頼感が増す)
●ストーリーズでアンケート・質問募集(参加型)
●DMで予約受付・相談対応(ハードルを下げる)
→フォロワーとのエンゲージメント強化にも繋がります。
●Instagram限定クーポン
●フォロー&メンションで割引やプレゼント
→キャンペーン・限定特典で行動を促せます。Instagramの投稿を見て終わりではなく、しっかりと来店までつなげる施策をうちましょう。
●プロフィールに明確なキャッチコピーを入れる(何をしてくれるお店なのか)
●プロフィールにLINE予約やWEB予約のリンクを設置(Linktree活用も◎)
●ハイライトでメニュー・料金・アクセス・FAQを整理
→プロフィールは常に最適化しましょう。簡潔にわかりやすくまとめつつ、必要な情報は取りこぼしなく提示することが大切です。
●ハッシュタグキャンペーンで投稿促進
●許可を得て、お客様の投稿をリポスト
→UGC(お客様投稿)の活用もしやすいはず。例えば、ネイルサロンであればユーザー自身が投稿する可能性が高いので、活用しやすいです。来店者が写真を投稿しやすい空間・アイテムを店舗に設置することもポイントです。

【参考アカウント】クリニック・サロン系の店舗のWEB集客
事例①ホワイトニング×脱毛サロンbright奈良店
住所:〒630-8236 奈良県奈良市下三条町43−1 きとらビル 2F
電話番号:080-9608-2286
公式ページ:https://beauty.hotpepper.jp/kr/slnH000590646/?vos=cpahpbprosmaf131118005
Instagram:@brightnara.0610
プロフィールの最適化がされています。プロフィール写真とアカウント名から、何をしてくれるお店なのかが一目でわかります。
ハイライトには、ユーザーが特に必要とする情報がまとめられています。お客様の声、施術結果、予約方法、よくある質問、メニュー、アクセス、店内紹介などです。
そして、投稿にはビジュアルコンテンツならではのビフォーアフターの比較写真が並んでいたり、知識投稿が交えられています。どちらも店舗への信頼感に繋がる内容です。
事例②まつ毛パーマと眉毛専門店 Riel【リエル】梅田茶屋町店
住所:〒531-0072 大阪府大阪市北区豊崎3丁目10−2 I&F Riel【リエル】京橋店 ビル701
電話番号:06-6374-0180
公式ページ:https://beauty.hotpepper.jp/kr/slnH000557585/?vos=cpahpbprosmaf131118006
Instagram:@riel_lashlift.eyebrow
投稿欄には、実際に施術したお客様のまつ毛のデザインと口コミが並んでいます。まつ毛のデザインは、来店前の顧客がその中から自分がしたいデザインを選ぶことができて便利です。実際にその店舗で施されたデザインなので、かなりイメージに近い状態で完成するだろうと安心できます。また、口コミがあることも安心感に繋がります。他の人が来店されたときの感想を見ることで、自分が来店するときのイメージができるので、特に初回来店前のユーザーとしては大変助かる情報です。
Instagram活用例:工務店のWEB集客
つづいて、工務店の場合のアイデアを見て行きましょう。
工務店のWEB集客のためにできることを述べます。先ほどのクリニック・サロン系の店舗と被る内容もあります。
●施工事例
●細部のこだわりポイントの接写(造作棚、無垢材、照明など)
●ドローンや動画で空間を伝える投稿(リール動画に最適)
●「〇〇市・30代夫婦の家」など具体的な事例名で親近感アップ
→施工事例を「魅せる」ポートフォリオとして投稿。完成写真は最強の営業資料になりますよ。
●現場で働く職人・大工・営業スタッフの紹介
●設計士のこだわりポイント解説
●打ち合わせ風景や現場レポート(ストーリーズやリールで)
→高額な家づくりは「この人に任せたい」と思わせることが大切なはず。Instagramを通して「人」が見える安心感をアピールしましょう。
●上棟の様子や現場進行の速報を発信
●お客様インタビューや引渡し風景を載せる
●ハイライトに「施工事例」「家づくりの流れ」「Q&A」「スタッフ紹介」などを整理
→特にストーリーズは「リアル」を伝えるのに最適です。「実際」の様子や「最近」の様子を、鮮度よく発信することも、ユーザーへ安心感や信頼感を与えます。
●ハッシュタグの活用で、施工エリアの地名+建築系ワードを組み合わせる(#〇〇市工務店 #〇〇市新築 #〇〇市注文住宅)
●位置情報タグで地域の検索に強くなる
→工務店は地域性が高い業界です。必要としている顧客に情報がしっかりと届くように工夫しましょう。
●「土地探しのポイント」「断熱ってなに?」などの図解投稿
●失敗しない家づくりシリーズ
→家づくり初心者向けのノウハウ発信などは、保存・シェアされやすいです。
●完成見学会・構造見学会の告知とレポート
●Instagram限定特典(来場プレゼントなど)
●フォロー&DMで予約が完了できる導線づくり
→キャンペーンやイベントの告知を行うことで、活発に活動していることをアピールできます。
●質問箱やアンケート機能で見込み客の声を集める
●コメント・DMに迅速丁寧に対応
●「〇〇様、いつもありがとうございます」などの名指しリプライで親近感
→フォロワーとの信頼構築をしつつ、エンゲージメントを高めることもできます。
●プロフィールに「地域名」「注文住宅」「リノベーション」など検索されやすいキーワードを入れる
●Webサイト・LINE・資料請求フォームへのリンクを設置
→プロフィールだけを見てもコンバージョンに繋がるように工夫しましょう。「無料相談受付中!」「DM・LINEからお気軽に」などの誘導文も忘れずに!
●お客様のInstagram投稿をリポスト(許可を得て)
●お客様の声を画像付きで紹介(満足度が伝わる)
→「この家に住んでよかった」という実際の声を届けることで、これから購入を検討しているユーザーに好印象を与えられます。
【参考アカウント】工務店の店舗のWEB集客
事例③椿野建築工房 一級建築士事務所
住所:〒663-8011 兵庫県西宮市樋ノ口町2丁目4−11 101
電話番号:0798-63-6780
公式ページ:https://tsubakino-kenchikukoubou.com/
Instagram:@tsubakino_kenchikukoubo
まず、プロフィールを一目見ただけで「兵庫・西宮」の「注文住宅」とわかります。さらに、「詳しくはHPで(無料相談・資料請求)」とCTAが明確です。
主な投稿内容は施工事例や細部のこだわりです。過剰な加工がなくありのままの様子を発信しているので、ユーザーに実際の様子が伝わりやすいでしょう。また、洗面所特集やトイレ特集、照明特集などテーマごとに複数の施工事例をまとめた投稿も、見ていて楽しいです。比較しながら自分好みのデザインを見つけることができることもポイントです。
ハイライト「現地レポート」では、スタッフの作業の様子も垣間見れて現地の様子が伝わりやすいです。さらにこちらのアカウントでは、「代表の自己紹介」まで発信しており、組織の雰囲気を掴みやすくなっています。
「質問まとめ」「お客様の声」のハイライトでも、リアルが伝わりやすくユーザーに安心感や信頼感を与えます。

Instagram活用例:飲食系店のWEB集客
最後に、飲食店のWEB集客においてInstagramをどのように活用できるのか見て行きましょう。
これまでと同様に、以下にアイデアをざっと述べます。
●料理は自然光で撮影、真上からや45度の角度で撮影する、アップで撮影する…など映りを工夫する
●盛り付けや器にもこだわって「映える」写真に
●リール動画で「とろけるチーズ」「炙りシーン」など動きのある食の演出をするのも効果的
→Instagramは“目で味わう”SNS。料理写真の魅せ方が勝負となります!
●ストーリーズで本日のおすすめメニューや混雑状況・空席情報を発信
●仕込みの様子・裏側をライブ感のある投稿で
●「もうすぐ開店!」などの臨場感あるリールで来店を後押し
→見た人に「今すぐ行きたい!」「今日行きたい!」と思わせたり、「店選びに迷っていたけどここにするか!」と思わせるように仕掛けることも重要です。
●Instagram限定クーポンや「フォローでドリンク1杯無料」
●季節限定・週末限定のメニュー紹介
●「〇〇セット、今週限定で販売開始!」などの緊急感を出す投稿が効果的
→キャンペーン・限定メニューをタイムリーにPRすることで行動を促せます。
●#〇〇ランチ #〇〇カフェ #カフェ巡りなど、地域+目的のタグを活用
●メニューごとに#抹茶スイーツ #エスニックランチなど具体的なタグも併用
●位置情報タグは必ず設定(地図検索でヒットしやすくなる)
→ハッシュタグと位置情報は、“発見されやすさ”に大きな影響を与えます。侮らずにしっかりと設定しましょう。
●15〜30秒の調理シーンや商品紹介をテンポよく伝える動画
●動画では音楽やナレーション・テキスト付きで視覚+聴覚のダブル訴求
→リール動画は飲食店の魅力を伝えるのに最適!たとえば、「〇〇がとろける瞬間」などを動画で見られたら、とてもそそられませんか?
●来店客が投稿しやすいフォトスポットやハッシュタグを店内に設置
●ストーリーズで「来店ありがとう!」とメンション投稿をシェア
●DMでの予約対応・お礼返信でファン化を促進
→顧客の発信・拡散行動を促すだけではなく、その行動に対して丁寧に反応すると、顧客とのエンゲージメントを高めるとともに、リピート率も上げられます。
●プロフィールでは「〇〇駅徒歩5分|自家焙煎コーヒー&手作りスイーツ」など店の魅力を一言で表す
●営業時間・定休日・予約方法(リンク)を明記
●ハイライトで「メニュー」「アクセス」「クチコミ」などをまとめる
→プロフィールを整える際、来店に必要な情報や役立つ情報は、必ず漏れなくわかりやすく明記するように注意しましょう。
●来店者の投稿をリポスト(要タグ付けor許可)
●「#〇〇カフェ部」など店オリジナルタグを設け、ユーザーの投稿を促す
●「今週のベスト投稿」などでユーザー参加型の企画も◎
→特に飲食店は、顧客もお店のビジュアルコンテンツの発信に参加しやすいです。UGC(お客様投稿)も上手に活用することで、広告に頼らずに集客に活かすことができます。
【参考アカウント】飲食店の店舗のWEB集客
事例④お昼は沖縄食堂 空橋 / 夜はアグー豚と麦酒 空橋
住所:〒905-0406 沖縄県国頭郡今帰仁村古宇利323−1
電話番号:0980-56-2128
公式ページ:https://sorahashi-bbq.my.canva.site/2025-7
Instagram:@sorahashi_syokudo
ライブが開催される沖縄料理店のInstagram。こちらでは、ライブのスケジュールがハイライトにまとめられていて、ライブを楽しみに来店する顧客向けに必要な情報がすぐに得られる点が良いです。
投稿では、バーベキューでアグー豚を焼いて、食べて、楽しむ様子のリール動画や、キンキンに冷えたビールが提供される様子のリール動画、近くで見える大迫力の花火の様子のリール動画などがあります。どれもビジュアルに訴えかけるコンテンツとなっており、ユーザーの興味をそそります。沖縄旅行中に「このお店に行ってみようか」と後押しされます。

【まとめ】WEB集客のためのInstagramの効果的な活用アイデア
ここまで、WEB集客のためのInstagramの効果的な活用アイデアおよび事例をたくさん紹介しました。
Instagramを運用する際、投稿したりユーザーとやり取りして終わりにせず、「分析と改善」を忘れずに行ってください!
たとえば、下記のようなことを確認・分析し、改善に活かしましょう。
●保存数・シェア数・クリック数を定期チェック
●人気の投稿や時間帯を分析
また、Instagramのアルゴリズムにのせるには、継続的な投稿とエンゲージメントがカギとなります。
一時的に投稿を頑張っただけでは、成果が得られにくいです。定期的・継続的な運用が理想的です。
