インスタのユーザー層は年代別に見ても幅広く、10代~60代の働く世代で利用している人も多いですよね。インスタは写真や動画を気軽に投稿でき、ユーザー同士が気軽につながれるSNSです。
インスタは広告を出稿できる機能があり、一番安くて一日100円から広告を出せます。ただし、一日100円だと予算をすぐに消費してしまいます。
したがって、求人広告をインスタに掲載して良い人に来てもらいたいと思う場合は、効果が出る金額設定をすることが重要です。インスタ広告で求人広告を出した企業がかける費用は平均1か月~3か月となっています。
求人の認知度をより上げたい場合は、10~50万円をかけるのが効果的だとされています。最初から費用をかけるのではなく、タイミングを見て費用をかけていくのが重要です。
この記事では、インスタの求人広告の種類やメリット・デメリット、求人広告の出稿方法について解説します。
インスタのユーザー層や基本機能について
インスタのユーザー層は20代~40代が最も多く、男性と女性では女性の方が多い傾向があります。インスタのユーザー数は国内で約3,300万人以上と非常に多いため、年齢・性別問わずに求人広告を出せば反応があることが見込まれます。
インスタはほかのSNSと比べてハッシュタグを比較的多く付けることが推奨されているSNSで、写真やリール動画、24時間で投稿が消えるストーリーズなどの機能を利用してフォロワーとコミュニケーションを取れるのが特徴です。
ユーザー同士が直接やり取りできるDMや通話機能もあり、企業の運用に向いているビジネスアカウントも作れます。
最近は飲食店を始めとしてホームページを作らずに、インスタのみで集客を行っている企業も少なくありません。
インスタ広告の種類
一言でインスタ広告といっても、インスタ広告には複数の種類がありそのなかからより求人の掲載に適したものを選ぶ必要があります。
インスタ広告の主な種類は下記の6つです。
- 写真広告
- 動画広告
- ストーリーズ広告
- カルーセル広告
- コレクション広告
- 発見タブ広告
カルーセル広告はひとつの広告で10の画像や動画を組み合わせて使用できるうえ、それぞれにリンクをつけられるメリットがあります。求人広告では特徴などを細かく説明する必要があるため、写真や動画広告では物足りない部分まで説明できるでしょう。
コレクション広告は、カタログ式となっている広告です。発見タブ広告は、発見タブにある特定の投稿へと配信できる種類の広告です。インスタユーザーの興味・関心に基づいているという特徴がある広告配信方法となっています。
インスタに求人広告を出稿するメリット
インスタに求人広告を出稿するメリットは、求人広告だけでなく企業のアカウントも見てもらえる点です。認知度があまり高くない企業は、求人内容だけでは企業のイメージが伝わりにくいというデメリットがあります。
しかし、インスタ広告では写真も有効に活用できるため視覚からの情報によって、イメージが伝わりやすいですよね。さらに、企業のアカウントも併せて見てもらうことによって、その企業がどんな会社なのか働いたときのイメージもしやすくなります。
広告を使えば積極的に検索をしていない今すぐに転職を考えていない層にもアプローチできます。少しでも転職を検討している人には効果があり、日常的にSNSを見ている求職者に応募を検討してもらえるきっかけを作れるでしょう。
インスタに求人広告を出稿するデメリット
インスタに求人広告を出稿するデメリットは、定期的に求人広告を出さなければいけなかったり、運用するための人件費がかかったりすることです。
また、本当に転職をしたい人はインスタではなく求人サイトや転職エージェントを利用します。そのため、求人広告を出したからといって応募が殺到する訳ではなく、思ったよりも効果が得られないと思うかもしれません。
インスタに求人広告を出すデメリットは、効果が出るまでに時間がかかることも挙げられます。優秀な人材に出稿した広告をきっかけとして応募してもらうためには、ある程度の期間広告を運用する必要があるでしょう。
したがって、急募の場合にはインスタ広告ではなくほかの方法で求人を出した方が良いかもしれません。
インスタ広告の出稿方法
インスタ広告の出稿でまず最初にやるべきことは、Facebookのアカウントを作成してインスタと連携させることです。まず、Facebookのホームから「広告マネージャ」を選びます。
そして、画面の左上にある「作成」から広告を作成する画面を開きます。「キャンペーン」では、広告を出す目的を設定しましょう。
「広告セット」では、広告の名前とゴール詳細も入力します。その後、ターゲット(オーディエンス)も設定しましょう。
ターゲット(オーディエンス)ではさまざまな細かい設定を行えます。たとえば、メールアドレスや電話番号から設定するカスタムオーディエンス、ユーザーの興味・関心を基として絞れる詳細ターゲット設定、「いいね!」などの行動を基にしたつながりなどがあります。
インスタ広告では年齢や地域、性別などでも配信するターゲットを絞れるため、ある程度応募してほしい人材の条件が定まっている企業は、条件を絞って広告を配信するのが良いでしょう。
広告配信の設定や期間や費用の設定、広告クリエイティブの作成・設定を行ったらプレビューをしてから配信を開始します。広告クリエイティブでは目的別に広告形式を選ぶので、適切なものを選択するようにしたいですね。
インスタに求人広告を出稿する際のコツ
インスタで求人広告を出稿するときのコツは、できるだけターゲットを詳細に定めることです。
たとえば、都内で通勤して欲しい企業が北海道のユーザーに広告を配信したり、応募できる条件を30代までに設定しているのに50代に配信されていたりしたら意味がないですよね。
インスタ広告に求人を出稿するなら、できるだけ細かくターゲットを設定してそのターゲットに届くような努力をするべきです。
また、インスタは世代を問わずに登録者数が多いSNSですが、やはり若いユーザーの方が圧倒的に多いですよね。したがって、若い人に興味を持たれにくい職種や管理職などの求人では、インスタ広告だけではなかなか応募が集まらないリスクもあるでしょう。
さらに、広告の種類も求人広告に最適なものを選ばなければいけません。求人広告のように説明が必要な広告を出稿したい場合は、複数種類あるインスタ広告のなかで写真広告のような配信方法はどちらかというと不向きだといえます。
できるだけ適切な広告を選び、転職を検討している優秀な人材に刺さるような広告を配信しましょう。
【まとめ】インスタ広告を利用して求人広告を出そう!
「インスタ広告は求人広告には不向きなのでは?」と考える人もいるかもしれませんが、きちんと効果的な広告を作ればインスタ広告から求人広告を配信して応募してもらうことは可能です。
実際に、インスタで求人広告を出して成功している企業もあります。上手くいけば低予算で人材を獲得できるインスタの求人広告をぜひ利用してみてはいかがでしょうか。