最近、インバウンド(訪日外国人)の観光客が増えていますよね。インバウンド向けの集客は難しいイメージがありますが、実はMEO対策のコツさえ掴めばそれほど難しいことではありません。
この記事では、Googleマップで地図検索の上位表示させ、インバウンドの見込み顧客を獲得する方法について解説します。
インバウンドとは?
インバウンドは英語でinboundと書き、「外から中に入る」という意味があります。つまり、国内においては訪日外国人観光客のことです。現在、円安の影響もあり日本を旅行する外国人観光客も多いですよね。
インバウンドが増加している理由はそれだけではなく、日本の文化や日本料理などに魅力を感じている外国人が多く訪れているからです。
首都である東京だけでなく国内の各地ではインバウンド対策が行われています。具体的には、インバウンド需要にあわせたサービスを展開する企業を中心に、ローカルSEOともいわれるMEO対策が行われ、地図検索から集客を成功させているお店も多いですよね。
インバウンドを対象としたサービスを行っているのであれば、Googleビジネスプロフィールを最新の状態にするとともに、MEO対策を強化するのがポイントです。
最近(2024年)のインバウンド需要
2023年も好調であった訪日外国人観光客数ですが、2024年にはコロナ禍以前の水準を上回る見込みとなっています。
2024年6月18日にみずほリサーチ&テクノロジーズが発表した「2024年インバウンド見通し」の調査によると、2024年のインバウンドは訪日客数・消費単価ともに回復し2019年を超えると予想されています。
2023年の実績では訪日客数は2,507万人でしたが、2024年には3,477万人と大幅に上回ることが予想されているのが現状です。したがって、インバウンド向けのサービスを展開する企業では、インバウンドに来店してもらうための対応をしていくことが重要です。
なぜインバウンドに日本が人気なのかというと、日本の生活を体験できたりレジャーに満足したりしている外国人が多いことがその理由として挙げられます。
中国・韓国を中心とした日本からも近いアジア圏、欧州などのその他の国を含め「また日本を訪れたい」という外国人も多い傾向にあります。そのようなリピーターも多いため、今後もインバウンドの訪日観光客はますます増えていくでしょう。
MEOがインバウンド集客に効果的な理由
MEO対策はお店を知らない周辺の地域にいる人に見つけてもらい、見込み顧客を来店に促すのに向いている対策ですよね。国内在住の人にも効果があるMEOがインバウンド集客に効果的な理由を3つご紹介します。
Googleマップは世界中で利用されている
MEO対策を行っても、インバウンドの観光客がGoogleマップを利用していなければ集客はできないですよね。そのため、国内でのみ使われるツールでインバウンド向けのMEO対策を行おうとしても、効果は薄くなってしまうでしょう。
GoogleマップがMEO集客に効果があるといわれている理由は、世界中の人がGoogleマップのアプリを入れているからです。
Googleマップは多言語設定ができる
Googleマップは多言語設定ができるメリットがあります。外国人が海外で困ることのひとつに、「言葉がわからない」ということが挙げられます。観光をしても言葉がわからなければ情報が得られず、楽しむことができないですよね。
Googleマップは世界中で使われているため、さまざまな言語に対応しています。220以上の国で利用可能なアプリであるため、日本語がわからない外国人でも母国語で観光スポットやお店を探せるでしょう。
旅行系アプリのなかでダウンロード数が最も多い
Googleマップは旅行系アプリのなかで、世界中で最もダウンロード数が多いアプリです。したがって、外国人観光客であるインバウンドを集客したい企業とは相性が良いでしょう。
Googleマップを利用するメリットは、見込み顧客が使用するアプリを使って効果的な集客が行える点です。
旅行中にはある程度行く場所や店舗を調べる人も多いですが、行きたい観光スポットは調べても飲食店などは事前に調べないで日本を訪れることもあるでしょう。
MEO対策をすることによって、インバウンドが宿泊するホテルや観光地周辺にあるお店は見つけてもらいやすくなるはずです。
インバウンドMEOの施策例
インバウンド向けのMEO対策は、日本人向けのものよりも難しいですよね。MEO対策を成功させるためには外国人観光客の需要に応え、期待通りの写真などを投稿する必要があります。
インバウンド向けのMEO対策をするなら知っておきたい施策例についてご説明します。
多言語でのGoogleビジネスプロフィールの掲載
Googleビジネスプロフィールには、多言語での掲載が可能な機能が備わっています。Googleでは最大20言語までが登録可能なため、できるだけ多くの言語を登録しておくことで、複数の国のインバウンドを集客しやすくなるでしょう。
たとえば、中国語が話せない日本人が中国に行ったときに中国語のメニューしかなかったら、困ってしまいますよね。せめて写真があれば注文できますが、それもなければ多くの日本人はほかのお店を選んでしまうでしょう。
Googleマップでお店を選んでいる外国人もそれと同じです。母国語であらかじめ詳細な説明が確認できれば来店する確率が高まります。そのため、多言語のなかで選ぶべき言語は、日本を訪れる可能性が高い国の言葉にしましょう。
なかには、自動翻訳機能では訳せない日本語もあります。そのような単語は共用語でなく英語で記載しておくのがおすすめです。
インバウンドに見つけてもらいやすいキーワードの選定
MEOは「美容院」や「居酒屋」などの特定のキーワードで上位表示されることを狙う施策です。そのため、インバウンドに見つけてもらうことを目的としてMEO対策を行うなら、キーワード設定を適切に行う必要があります。
MEO対策で効果が出やすいキーワードは、特定の地域や観光スポット名、レジャーなどの名称です。また、言語に不安があるインバウンドには言語名として「〇〇語メニュー」などのキーワードを設定するのも効果があります。
多くの写真や動画を投稿する
言語が通じなければテキストでは伝わりにくいですが、写真や動画など視覚からアプローチできる情報は世界共通ですよね。インバウンドに来店してもらいたいと思ったら、Googleビジネスプロフィールに写真や動画をたくさん載せることも効果的です。
惹きのある写真を投稿することでインバウンドの「行きたい」という需要が高まり、来店につなげられるでしょう。
【まとめ】インバウンドのMEO対策を行い売上につなげよう
現在はインバウンドの観光客数が増加しているため、インバウンド向けのMEO対策を行えば効果が出やすいといえます。そのため、外国人観光客を狙ったMEOの施策を行うことによって、売上アップも狙えます。
ただし、インバウンド向けのMEO対策は日本人向けに行っていても効果が出ません。言語の違いなどを意識し、どうすればインバウンドの観光客が多く来店してくれるかを考えてみてください。
インバウンド需要に向けたMEO対策を行えば外国人観光客の来店につながるだけでなく、SNSでの拡散などによって将来的により多くの見込み顧客獲得に期待できるでしょう。
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