SEO対策において、「キーワード選定」は非常に重要なステップです。SEO対策するキーワードを適切に選ぶことで、検索エンジンでの上位表示を狙うことができ、結果としてオンライン集客の効果を高めることができます。そもそも対策対象のキーワードの選定自体を誤ってしまうと、せっかくSEO対策しても実際の効果に直結しないことも…そうなると非常にもったいないです。そこでこの記事では、SEOキーワード選定のコツについて詳しく解説します。簡潔に述べていますので、5分ほどあればお読みいただけます。
SEOキーワードとは?基本知識の確認
SEOキーワードとは、Googleなどの検索エンジンでユーザーが検索する語句のことを指します。
例を挙げると、大阪駅でコンセントのあるカフェを探しているときは「大阪駅 カフェ コンセント」などの語句で検索しますよね。この場合は、「大阪駅 カフェ コンセント」がSEOキーワードにあたります。
SEO対策においてキーワード選定がなぜ重要なのか?
冒頭で述べたとおり、SEO対策においてキーワード選定は非常に重要なステップです。
その理由は、検索エンジンに評価されて上位表示されるためには「ユーザーにとって有益なコンテンツ」である必要があるからです。
ここでいう「ユーザーにとって有益なコンテンツ」とは、ユーザーの検索意図(ニーズ)に応えられるページになっているということです。ユーザーの意図を正確に理解し、さらに自社のサービスに合っているかどうかを判断して、選び抜いたSEOキーワードを対策しなければ、検索エンジンから「ユーザーにとって有益なコンテンツ」とは認定されません。
SEO対策におけるキーワード選定基準
SEO対策におけるキーワード選定は、ターゲットとするユーザーがどのような言葉で検索しうるか?を想像して考えることから始まります。ユーザーの検索意図をできるだけ深く理解し、それに合ったキーワードを選ぶことが重要です。具体的には、以下のポイントを考慮するとよいでしょう。
・ユーザーのニーズを把握する:
ユーザーが何を求めているのかを理解し、それに応じたキーワードを選定します。
・競合分析を行う:
競合他社がどのようなキーワードを使用しているかを調査し、自社に適したキーワードを見つけます。
・検索ボリュームを確認する:
選定したキーワードの検索ボリュームを確認し、十分な検索数があるかを確認します。
これらの基準をおさえたうえで、SEO対策したいページにぴったり合うキーワード選定を行いましょう。
選定前におさえたい知識!効果的なSEOキーワードの種類
SEOキーワードにはいくつかの種類があり、それぞれ異なる効果を持ちます。よって、SEOキーワードを選定する前に、SEOキーワードの種類やその特徴を知っておく必要があります。以下に代表的なキーワードの種類を紹介します。これらのポイントをおさえたうえで、目的に合ったSEOキーワード選定をするようにしましょう。

SEOキーワードの種類【基本編】長さ別
・ビッグキーワード(ショートテールキーワード):
一語または二語程度で構成されるキーワードで、検索ボリュームが月間1万以上と大きいです。しかしその反面、人気のキーワードでもあり競争も激しいです。難易度が高いですが、上位表示されればインパクトは大きいです。
・ミドルキーワード:
二語から三語程度で構成されるキーワードで、検索ボリュームが月間1000~1万ほどです。特定のニーズに応えることができ、競争が比較的少ないです。ちょうどスモールキーワードとビッグキーワードの中間に位置し、それぞれのメリットデメリットが少しずつ当てはまるイメージです。
・スモールキーワード(ロングテールキーワード):
四語以上などで構成されるキーワードで、検索ボリュームが月間1000未満と小さいですが、非常に具体的なニーズに応えることができます。かつ競争が少ないので、上位表示の難易度も下がります。しかし、上位表示に成功しても、インパクトは検索ボリュームが大きいキーワードと比較するとまずまずです。
SEOキーワードの種類【詳細編】内容別
・ジオターゲティングキーワード
特定の地域を指定したキーワードで、地域に関連する検索結果を表示させるために使用されます。たとえば、「レストラン 大阪城周辺」などがあります。特定の地域での需要を考慮したキーワードなので、一般的なキーワードよりも競争が少なくなる傾向があります。
・情報キーワード
ユーザーが情報を求めるために検索するキーワードで、質問形式や「●● 意味」「●● 方法」といった形式が一般的です。長期的に検索し続けられる可能性が高いため、持続的なPV獲得が期待できます。ただし、情報キーワードは他のwebサイトとの競合が激しい傾向があります。高品質なコンテンツや詳細な情報提供が求められるため、競合相手を上回る優れたコンテンツを提供する必要があります。
・トランザクションキーワード
ユーザーが特定の行動を起こす意図を持って検索するキーワードで、購入や申し込み、予約などのアクションに繋がります。「(品名/サービス名) 比較」「(品名/サービス名) メリット」などが挙げられるでしょう。トランザクションキーワードも一般的に競争率が高いですが、成功すれば高い成果が期待できます。競合他社との差別化や、魅力的なアプローチなど工夫が求められます。
SEOキーワード選定の具体的なステップ
効果的にキーワード選定を行うには、以下のステップを順に踏むことをおすすめします。
着実に適切なSEOキーワード設定を行いましょう。
1. ブレインストーミング
まずは、関連するキーワードを思いつく限りリストアップします。この段階では、数を重視し、質は後で考えます。
初期段階のキーワードぼの洗い出しには、下記の考え方を用いると進めやすいでしょう。
・検索クエリから考える
検索クエリとは、ユーザーが検索する際に実際に使用した語句のこと。ユーザーが何を目的に検索する傾向にあるのかがわかります。
・流入キーワードから考える
流入キーワードとは、自然検索からコンテンツに訪れたユーザーが実際に検索するときに使用したキーワードのこと。ユーザーがどのようなニーズをもって自社サイトに流入しているかがわかります。
・関連キーワードから考える
関連キーワードとは、検索されたキーワードと関連性が高いとされるキーワードのこと。Googleの場合は検索結果の下部に「関連性の高い語句」として提示されるので直ぐに調べられます。ユーザーの検索意図を把握することができます。
・サジェストキーワードから考える
サジェストキーワードとは、検索エンジンから提案されるキーワードのこと。Googleの場合、検索欄にキーワードを入力した際に、候補として自動的に表示されます。トレンドやよく検索されているキーワードがわかります。
・共起語から考える
共起語とは、ある物事を説明する際に、頻繁に使われるワードのこと。たとえば、「大阪の観光スポット」について説明するページには、「おすすめ」「人気」といったキーワードが頻繁に登場します。この場合「おすすめ」「人気」が共起語にあたります。これらのワードも使用することで、ユーザーにとって満足度の高いコンテンツに仕上がります。
2. キーワードツールの活用
Googleキーワードプランナーや他のキーワードツールを使用して、リストアップしたそれぞれのSEOキーワードの検索ボリュームや競争率を調査します。
3. キーワードの絞り込み
SEO対策の目的に合わせてSEOキーワードを選びます。本記事ここまでの段落で説明したSEOキーワードの選定基準や種類別の特徴を参考に選定しましょう。また当たり前ですが、自社のコンテンツに関連性の高いキーワードであることが前提です。
4. キーワードの配置
選定したキーワードを、SEO対策するページのタイトルや見出し、本文に自然に組み込みます。このとき、過剰なキーワードの使用は避け、自然な流れを心がけましょう。SEOキーワードを不自然になるまで沢山使用すればするほどよいというわけではなく、Googleはユーザーが本当に欲している情報を的確に提供するユーザーフレンドリーなコンテンツを評価します。
SEOキーワード選定時の注意点
SEOキーワード選定においては、いくつかの注意点があります。以下にそのポイントを挙げます。
・キーワードの詰め込みすぎを避ける:
不自然なまでにキーワードを詰め込みすぎると、検索エンジンからペナルティを受ける可能性があります。選定したSEOキーワードをたくさん詰め込めばいいというわけではなく、あくまでも読みやすいサイトであることが前提となります。
・ユーザーの視点を忘れない:
検索エンジンだけでなく、実際にコンテンツを読むユーザーの視点を大切にします。SEOキーワードを意識しすぎて読みづらいページになることは避けましょう。流れよくスラスラと読めるように見出し設定や画像を挿入するタイミングなどにも工夫が必要です。
・定期的な見直し:
キーワードのトレンドは変化するため、定期的に見直しを行い、最新の情報に基づいて選定を行います。また、特に時事ネタを取り扱った鮮度が重要なページなどは、情報が更新されやすいのでこまめにチェックするようにしましょう。
【SEO対策】キーワード選定のコツをわかりやすく解説 -まとめ
SEO対策におけるキーワード選定は、オンライン集客の成功に直結する大変重要な要素です。ユーザーのニーズを理解し、適切なSEOキーワードを選定することではじめて、検索エンジンでの上位表示を目指すことができます。この記事で紹介したコツを参考に、効果的なSEOキーワード選定を行いましょう。
最後に、
▼店舗型ビジネスのオンライン集客についてお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください https://yamanishiya.co.jp/