「売上を上げるためホームページを作ったのに、何故か人が来ない…」
そんな状況に陥ったこと、ありませんか?
ホームページに集客に強いホームページを作るには、工夫と手法が必要です。
今回の記事では、集客に強いホームページについて説明していきます。
ホームページ作成で悩みがある方は以下の内容を参考にしてください。
集客に強いホームページの作り方
明確なターゲットと目的の設定
まず、誰(ターゲット)に向けてどういった目的の情報を発信するのかを明確にします。
この二つが明確になっていないとマーケティング戦略を立てる事も難しくなります。
このターゲットのことをビジネス用語で「ペルソナ」といい、商品やサービスの典型的なユーザーモデルを指します。
ペルソナの設定は、具体的かつ詳細に決めるのがポイントです。
顧客のニーズをはっきりさせ、そのニーズを精度高く捉えるコンテンツ作りを行うことができます。
次にホームページの目的を設定します。
こちらも「サービスや商品の収益を増やしたい」というような漠然とした目標ではなく、「サンプルや資料の請求数を増やす」「サービスや商品についての問い合わせを増やす」といった具体的な目的を掲げることで、それに沿ったコンテンツを作りやすくなり、集客に成功する可能性が高くなります。
そうすることで、ホームページ作成に無駄な費用を使わずにすむというメリットもあります。
ユーザーにとって魅力的なデザイン・コンテンツ
上記のようにペルソナや目的が明確になれば、おのずとどのようなコンテンツ・デザインが求められているかが分かってくると思います。
特にコンテンツの質や量は重要です。
コンテンツが充実していることが、一番のSEO対策とも言われている程です。
また、商品やサービスの魅力・強みや特徴、訴求ポイントが伝わるコンテンツを作りましょう。
インターネットを通じ様々なものが簡単に手に入る現代においては、他社との競合・差別化を常に念頭に置くべきです。
そのため、他とは違うインパクトの強いキャッチコピーやイメージ画像・動画、他社と比較できるグラフ、ユーザーの感想などを載せることがおすすめです。
ユーザビリティーの高いコンテンツ
ユーザビリティとはユーザーにとっての使いやすさ、満足度を表します。
ホームページでのユーザビリティとは
- 見やすい
- 操作がしやすい
- レスポンシブデザイン(スマートフォンやタブレット対応している)
- SSL化対応(インターネット通信暗号化の技術)
- ページの読み込みに時間がかからず早い
などを指します。
ユーザビリティが低いと、ホームページにアクセスしても目的の情報にたどり着けず離脱する可能性が高くなります。
そうすると、集客率が下がってしまいます。
集客に成功するホームページはユーザーにとって使いやすく、見やすいものです。
SEO対策
集客で成功するには、検索エンジン最適化(SEO)を意識したサイト設計が必須です。
SEO対策とは、Googleなどウェブ検索エンジンの検索結果ページでウェブサイトの順位を上げることで、ウェブサイトのアクセス増加、購入や問い合わせの促進を目的とする対策です。
ただ闇雲にホームページを作成するだけではなく、キーワードの選定、内部リンクの整理などと言ったSEO対策を行いホームページを検索順位上位に表示させることで集客率が上がります。
そのため、SEO対策に関する勉強を行ったり、外注することも必要になってきます。
SNSとの連携
X(旧Twitter)やInstagram、facebook、YouTubeなどの知名度の高いSNSで公式アカウントを作り、ホームページと連携させることで、SNSからのアクセスを増やすことができます。
特にSNSをよく利用している若い世代に影響があります。
フォロワーが増えてコンテンツが話題になればSNSで拡散されて、集客率が上がる可能性も。
シェアボタンの設置や、SNSフィードの埋め込みなどを活用しましょう。
ただし不適切な投稿や意図しない切り取り方をされて、SNSで炎上する可能性もあるため注意しましょう。
ホームページへの集客方法の代表例
ホームページやオウンドメディアでの取り組みによる成功事例を紹介します。
Adobe
PhotshopやIllustratorで有名なAdobe。
Adobeはマーケティング分野においてMarketoと呼ばれるMAツール(マーケティング業務を自動化するシステム)の販売を行っています。
AdobeはMarketoのSEO対策に力をいれ、MAというキーワードで検索すると、一時期Marketoの公式ホームページが自然検索結果の中で1位になるという快挙を成し遂げました。
その結果、認知度が向上しリード獲得数は約1.5倍、SEO経由の商談件数も1.3倍に向上。Marketoの収益に大きく貢献しました。
無印良品
無印良品(株式会社良品計画)はオウンドメディアでの発信に力をいれています。
オウンドメディアとは自社のホームページやアナログの紙パンフレット全てを含む「企業が保有するメディア」の総称です。
Webマーケティングにおいては自社が運営するwebマガジンやブログなどを指すことが多くなっています。
無印良品のオウンドメディア「くらしの良品研究所」では、無印良品の様々な商品に関する情報が発信されています。
コラムやインタビューを通して製品の背景やストーリーを伝えることでブランディングを行い、また記事で気になった商品が即購入できるよう、記事にネットストアへのリンクボタンを貼り売り上げにも貢献しています。
2022年1月に「くらしの良品研究所」は終了しましたが、このオウンドメディアでのユーザーのブランディングへの共感と関係性の構築を成功させ、多くの無印のファンを生み出しました。
ホームページへ集客の注意点とコツ
ホームページは完成すればそれで終わり、というものではありません。
作成した後の運営・管理のコツや注意点について解説します。
最新情報を掲載する
公式ホームページの情報が数年前で止まっており更新されていないと、ホームページを閲覧しても「メール対応してもらえるのか」「会社は継続しているのか」と不安につながってしまいます。
商品・サービスに関心を持ったとしても、これでは収益に繋がりません。
ユーザーに信頼してもらうためにも、ホームページには常に最新情報を掲載しておきましょう。
ただし、頻繁に更新すればいいというわけではありません。
ユーザーが本当に欲しい情報や役立つ情報でないとユーザーも離れて、またSEOの評価も下がり検索順位が落ちてしまいます。
ホームページを作って終わりではなく、ユーザーファーストの視点を忘れず、更新し続けていきましょう。
分析と改善を続ける
ホームページの集客は、最初からうまくいくとは限りません。
実際に取り組みを行った後、必ずアクセス解析・効果測定などの効果検証を行うことが重要です。
そもそも効果検証を行わなければ成功したか失敗したかもわかりません。
まず取り組みが成功したかどうか、その後うまくいかなかった際は原因と次の取り組みを考える…といったことを繰り返す内に改善する可能性もあります。
効果検証には、
- アクセス解析(ホームページを訪問したユーザーの動きを数値化・可視化して分析すること)
- 効果測定(どれほど成果を上げているのかを測定し、視覚化すること)
などの方法があります。
それぞれ、ツールを使用する必要があります。
無料と有料のツールがあるため、それぞれの特徴を考えて選びましょう。
使い方や検証で得たデータの読み解き方がわからない場合、料金はかかりますがプロのサポートが手厚い有料ツールがおすすめです。
その検証データを元に課題と改善案を出し、ホームページの更新を重ねていくことで、集客につながる可能性が高まります。
【まとめ】
ホームページを公開したからといって、すぐに集客が可能になるわけではありません。
むしろ低迷しているホームページの方が多数と言えるでしょう。
もちろんそこから時間をかけ、既存のホームページに何度も施策を実施して実績を生み出すことができるのです。
しっかりと分析と改善を行い、先を見据えてホームページを作るようにしましょう。