インスタの位置情報とは、インスタに写真を追加する際にGoogleマップの現在地に基づいて場所を表示させられる機能のことです。基本的にインスタでは位置情報がなくても写真を追加できますが、位置情報を追加することで、その場所の近くにいる人と交流できるきっかけをつくれるメリットがあります。
インスタの位置情報は注意して使わなければ場所を特定されてしまうリスクも伴います。しかし、店舗集客のためなどに位置情報を追加するのは効果的な施策でもあり、その場所に基づいたユーザーからエンゲージメントを集められるなどといった効果が期待できるでしょう。
インスタの位置情報追加方法は投稿するときに場所を追加するだけです。この記事では、インスタの地図検索機能とはどんなものか、メリット・デメリットや店舗情報の登録方法について解説します。
インスタの地図検索機能とは
インスタの地図検索機能とは2021年に追加された機能です。地図検索の仕組みはインスタの地図情報を読み取って、近隣の美容院や飲食店など気になるスポットやインスタ上で人気や話題となっている場所を探せます。
インスタの地図検索は、発見タブと呼ばれる虫メガネのマークから利用可能です。ユーザーがマップ上から写真をタップすると、その場所についてインスタに投稿したたくさんのユーザーの投稿が表示されます。
さらに、一部のハッシュタグの検索結果のページにも地図が表示されます。そのハッシュタグをつけた投稿も表示され、出てきた地図をタップすることで関連している場所が出てくるので、インスタ集客をしたい店舗では積極的に活用していきたいですね。
インスタの地図登録機能を活用するメリット
ビジネスアカウントがインスタの地図登録機能を活用するメリットは、周辺の店舗を探しているユーザーをインスタ経由で集客できる可能性が高まる点です。
位置情報にはその企業の公式アカウントが表示されるため、これまで認知されていなかったインスタのユーザーからも発見してもらえる機会を増やせるでしょう。
インスタには個人アカウントとビジネスアカウントがあり、簡単に切り替え可能です。ビジネスアカウントになると店舗の営業時間や連絡先、店舗のWebサイトなどの情報を追加できます。
インスタを使った見込み顧客にアプローチできるため、インスタに記載する店舗の情報は常に最適化しておかなければいけないというのが注意点のひとつです。
掲載した情報に変更があったときには情報を修正し、場合によっては削除するなどしてユーザーに正しい情報が伝わるようにしましょう。
インスタの地図検索機能に店舗情報を登録する方法
それでは、インスタの地図検索機能に店舗情報を登録するにはどうすれば良いのでしょうか。現在のインスタはFacebookと同じMeta社が運営しているため、事前にFacebookにも登録しておきましょう。
インスタを個人アカウントからビジネスアカウントに切り替えたら、まずプロフィールを編集しましょう。「プロフィールを編集」の下には「ビジネスの公開情報」があるので、住所を示す連絡先情報をタップしてください。
最後に、「ビジネスの住所」から店舗の住所を入力します。入力のときには、地名を英語で入力するということを覚えておいてください。
インスタのプロフィールへ反映させるためにはこのやり方だけで良いですが、インスタの中にある位置情報を新たに追加する必要があるときには、Facebookから行うことが必須となります。
Facebookへログインした後、ホーム画面にある「その気持ち、シェアしよう」という部分をタップしてください。次に、投稿を作成したいページから「チェックイン」をタップします。
そして、近隣のスポットが出てきたらスクロールしていき、「新しいスポットを追加」を押してください。その後、「カスタムスポットを作成」から店舗名や店舗情報を入力します。
マップ上のピンを店舗に立てるには、「クリックして地図上の場所を追加」をタップします。最後に、「カスタムスポットを保存」をタップしてください。
インスタの地図検索機能を利用したい場合は、別で登録が必要なFacebookも登録しなければいけないということを覚えておきましょう。
インスタの地図検索機能に登録できない原因の例
稀に、インスタの地図検索機能に店舗登録できないという人がいます。このほかにも、スマホの通信状況なども関係していることもあるので、登録ができないときには通信状況も確認してみてくださいね。
通信状況どんなことが原因であるのか、3つの原因をご紹介するのでぜひ参考にしてみてください。
スマホの位置情報がオンになっていない
スマホの位置情報がオンになっていなければ、インスタの地図検索機能の登録も上手くいかないことがあります。GPSを利用して登録したい場合には、スマホの設定をオンにすることが必要です。
スマホの位置情報をオンにするときの設定方法はiPhoneとAndroidで多少異なりますが、どちらもスマホの「設定」から行います。
iPhoneとAndroidはともに、インスタだけ個別に位置情報をオンにすることも可能です。ほかのアプリは位置情報をオフにしておきたい場合は、アプリ別で個別に位置情報をオンにしておきましょう。
位置情報や名称などが間違っている
位置情報や名称などに誤りがある場合は、追加ができません。基本的に位置情報を追加する場合には、候補が表示されてそこから追加を行います。したがって、候補に表示されない場合には、登録ができないということになります。
位置情報の追加ができないときは、まず位置情報や名称が正しいかどうかを確認してください。
さらに、投稿に追加できる位置情報は既にインスタに登録されているものだけです。インスタに登録されていない位置情報は、もちろん追加ができません。
細かい位置情報は個人で新規登録ができませんが、地域名などは追加で登録できます。位置情報から詳しく追加ができなかったとしても、もう少し大きな括りで登録しても周辺の見込み顧客にはアプローチできるので、地域名など近い情報を追加しておきましょう。
インスタアプリのバージョンが古い
インスタアプリのバージョンが古い場合も、最新のインスタの位置情報に登録できないことがあるので注意しましょう。インスタだけではないですが、アプリを古いバージョンのままにしてアップデートを行わないと、不都合が生じることもあるので気をつけたいですね。
インスタアプリが古いとバージョンだと最新の機能が反映されていない可能性もあるため、ビジネスで使用するなら常に最新の状態にしておくようにしたいですね。
インスタの地図検索機能の情報が誤っている場合の対処法
インスタの地図検索機能で位置情報がずれてしまうこともあります。位置がずれてしまう原因は、位置情報の取得権限をインスタに譲渡していないことが考えられます。
位置情報を正しくするためには、インスタアプリの発見タブで地図を開いて右上の矢印のようなアイコンをタップします。そして、「位置情報サービスをオンにしてください」という表示が出たら、「設定を開く」をタップしてください。
スマホの設定画面が開いたら、「許可しない」になっているところをタップし、次に「このAppの使用中のみ許可」を選択します。一番下の「正確な位置情報」もオンにしてください。
【まとめ】インスタの位置情報を利用して集客に役立てよう!
今は世代を問わずインスタを利用している人が多く、ビジネスで利用している企業も多いですよね。インスタは視覚から訴える投稿ができるだけでなく、インスタから自社のホームページやECサイトに流入させることも可能です。
さらに、店舗集客で注目されているのが地図検索機能です。地図検索機能を上手く活用することで、インスタでMEO対策ができます。店舗に来店する新規顧客を増やしたい店舗は、ぜひインスタの地図検索機能も活用してみてください。