インスタ(Instagram)のアルゴリズムは、2025年7月に大きなアップデートがありました。変更点が複数あるようなので、わかりやすくまとめてみました。今までできたことができなくなったり、新しい仕組みができたり、戸惑う人もいると思います。こちらの記事を読んで、一度情報整理をし、更新されたInstagramでも上手にアカウント運用しましょう!

2025年7月最新インスタアップデート①フォロワー1000人未満「ライブ配信」制限
これまでは制限なく全てのアカウントで利用できていたインスタのライブ配信。
ライブ配信を利用すると、リアルタイムでフォロワーとつながることができたり、ライブ配信が終了したらリプレイをシェアしたりライブアーカイブから動画へのアクセスを促進したりすることができます。
しかし、そのライブ配信が最新の情報(2025年7月22日時点)によると、制限が設けられるようになり、
“ライブ配信を開始できるのは、フォロワー1,000人以上の公開アカウントのInstagramユーザーのみです。”
とのことです。
したがって、インスタでライブ配信をしようと思ったら、「フォロワー1000人以上」の条件を満たしている必要があるのです。
もし、今までライブ配信ができていたのに急にできなくなった場合は、バグではなく上記の条件を満たしていない可能性もあるので、今一度アカウントのフォロワー数を確認してみましょう。

フォロワー1000人未満「ライブ配信」制限の対応策
対応策として、まず一つ目に「フォロワー数を1000人まで増やすこと」が挙げられます。こちらが確実な方法となります
しかし、そんな直ぐにフォロワーを増やすことは難しいという人もいるでしょう。
そのような人が、緊急でライブ配信をしたい場合はどうすればいいでしょうか?
例えば、「他のインスタユーザーのライブ配信に”ゲストとして”参加する」と、ライブ配信ができる可能性があります。
ゲスト参加するには、配信者にリクエストを送るか、配信者から招待を受けるかの2通りです。一度試してみてください。
ただし、他のインスタユーザーのライブ配信に参加する場合にも、いくつか条件があります。
●ゲストアカウントが配信者アカウントをフォローしていること
●ゲスト参加は最大3人まで可能
なお、現時点(2025年7月22日時点)ではInstagramヘルプセンターにライブ配信のゲスト参加に関する条件には「フォロー1000人以上であること」は明記されていませんが、今後は追加される可能性もありますので、注意深く確認するようにしましょう。
2025年7月最新インスタアップデート②フォロワー1000人未満「トライアルリール」制限
同じくフォロワー1000人未満のアカウントで、「トライアルリール」機能が使えなくなっているアカウントがあるようです。
Instagramの責任者Adam Mosseriは、下記のような内容を発言しているそうです。
“現在、トライアルリールを利用するには、公開アカウントである必要があります。また、少なくとも1,000フォロワー必要です。プライベートアカウントやフォロワー1000以下のアカウントの場合は、成長を目指しているようには見えません。私たちは、トライアルリールを利用できるアカウント対象を拡大すべきかどうかを検討していますが、フォロワー数1,000人以上にするには大変そうですが、しかし意外とそうではないかもしれません。”

なぜインスタは「フォロワー1000人」にこだわるのか?
前の段落のInstagramの責任者Adam Mosseriの発言でも紹介した通り、おそらくインスタ側は「プライベートアカウントやフォロワー1000以下のアカウントの場合は、成長を目指しているようには見えません。」という考え方を持っています。
すなわち、インスタの中でますます拡大していくようなアカウントではない場合、現在制限されている「ライブ機能」や「トライアルリール」を利用する必要性がないと判断しているとも取れます。なぜなら、これからもずっと規模が小さい見込みの(規模の拡大を望んでいない)アカウントは、これらの機能を活用してより多くのユーザーにアカウント情報を届ける意味がないからです。
今後、よりたくさんの機能を活用して自身のアカウントを広げていきたいと考えている人は、できるだけ早めに「フォロワー1000人」を獲得しておくようにしましょう。

2025年7月最新インスタアップデート③Google検索結果表示の強化
2025年7月10日から、検索エンジンはあなたの公開写真およびビデオの表示を自動的に許可するようになったそうです。
このアルゴリズム更新により、Googleなどの検索結果に インスタのプロアカウントから発信したコンテンツがデフォルトで表示されるようになりました。(※個人の非公開アカウントは対象外)
実は、今回のアップデート以前にも、一部のアカウントはGoogle検索にインデックスされており、2020年以降は検索結果にサムネイルが表示されることもありました。
しかし今回のアップデートで変わった点があるのです。変更点を以下にまとめます。
●表示ON/OFF設定:ユーザーが任意で切り替え可能→デフォルトでON
●適用範囲:一部地域やユーザーのみ→全世界のプロアカウント
インスタからの発表では、「Google検索結果表示の強化」について、これまで特に言及されていませんでしたが、今回は公言されているため、注目されています。
▼詳細はインスタの公式ページをご確認ください。
Instagramヘルプセンター>検索エンジンがInstagramで公開された写真や動画をインデックス化する理由

Google検索結果で非表示にしたい場合の対処法
今回のアップデートは特にマーケターやSNS担当者にとって大きなチャンスとなります。
しかし一方で、インスタコンテンツを表示させたくない場合もあるかもしれません。そこで、表示のON/OFF設定の方法を解説します。
方法は簡単で、
1.Instagramへログイン
2.設定ページを開く
3.プライバシー設定で、「公開された写真や動画が検索エンジンの結果に表示されるのを許可する」のON/OFFを切り替える

プロアカウントの場合は、デフォルトで「ON」になっていますが、念のため「ON」になっていることを改めて確認しておくと安心でしょう。

Google検索表示によって期待できるメリット
今回のアップデートでGoogle検索結果に表示される仕組みが強化されましたが、これによりどのような良い影響があるのでしょうか。具体的に見ていきましょう。
新規ユーザー開拓
これまでインスタ内部のユーザーにしか届いていなかった投稿が、Google検索経由でも見つけてもらえるようになれば、新しいユーザー獲得に繋がりやすいです。特定のキーワードで検索するユーザーに対して、関連性の高いコンテンツとして自然に投稿が届くことも良いですよね。
これを踏まえて、インスタでもSEOのように、検索キーワードを意識してコンテンツ制作することが求められるようになっていくかもしれません。
一度の投稿で2箇所に表示
これまではインスタで投稿した内容をGoogle検索でも届けようとすると、インスタ投稿を2次利用して記事に挿入したりしていました。しかし、この手間が省けるようになり効率的になりましたね。インスタ投稿作成に、より高い費用対効果が期待できるようになりました。
画像とテキストで魅力をアピール
Google検索結果で表示されるコンテンツの中でも、インスタ投稿は画像の力が強いです。他のテキストが大部分を占めるコンテンツページと比較して、「画像×テキスト」でGoogle検索結果のフィールドでも効果的に訴求できるでしょう。
長期的に閲覧される可能性が高まる
Google検索結果で上位表示され続けたら、長期的にコンテンツ閲覧されるようになります。インスタ内部だけだと、新規投稿が増えるほど過去投稿の閲覧数は落ち着いてきますが、Google検索結果に表示されていれば、検索されるたびにユーザーが閲覧する可能性が高いです。

インスタ投稿がGoogle検索結果に表示されるには?
さて、ここで気になるのが、どのような対策を打てばインスタ投稿がGoogleで上位表示されやすいかです。
考え方はSEOと似ると思います。ここで、具体的にどのようなことができそうかをまとめてみました。
●投稿文にキーワードを含む
検索意図に合致したキーワードとその関連キーワードを含めると効果的でしょう。
●投稿に位置情報タグを付ける
特定の地域に関連する検索結果にも投稿が表示される可能性を高めます。
●投稿に代替テキストを追加する
視覚障がい者向けだけでなく、Googleが画像を理解するための手がかりとしても活用されます。
●投稿画像や動画にテキストを入れる
テキストオーバーレイ(画像や動画の上に重ねて表示される文字情報)を加えることで、直接視聴できないGoogleでも理解できるように内容を伝える。
【2025年7月最新】インスタアップデート情報 -まとめ
3つのアルゴリズム更新情報をお伝えしました。
今回のインスタの最新アップデートで、できなくなったこと・できるようになったことがあります。これらの情報を正しく理解し、適切で効果的なインスタ運用を続けましょう!
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